[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

聖和学園・今野紀花が22得点 卒業後は女子で異例米挑戦「日本では負けたくない」

ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会が23日に武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕し、女子の聖和学園(宮城)は1回戦で鳥取城北(鳥取)を下して2回戦に駒を進めた。

聖和学園のエース今野が22得点の活躍を見せた(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
聖和学園のエース今野が22得点の活躍を見せた(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

ウインターカップ1回戦、米ルイビル大に進学する今野が22得点11リバウンド

 ウインターカップ2018第71回全国高校バスケットボール選手権大会が23日に武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕し、女子の聖和学園(宮城)は1回戦で鳥取城北(鳥取)を下して2回戦に駒を進めた。

 聖和学園の注目エース、今野紀花(3年)は「ディフェンスからリズムを作りたかったけど、攻撃に集中してしまったのか、点差が開いて安心してしまったのか、ディフェンスがあまり良くなかった。個人的にももっとできたところがあると思う」と試合の感触を語った。第3ピリオド終了時で79-38とダブルスコアにしたため、今野は最終ピリオドに出場せず、連戦に向けて体力を温存した。初戦は、チームメートの活躍もあり、試運転といったところだろう。

 プレータイムは、半分強の27分。それでもチーム最多タイの22得点、チーム最多の11リバウンドの活躍で勝利に大きく貢献した。178センチの長身を生かしてゴール下で陣取ったかと思えば、パスが来なければウイングポジションへ移動してボールを呼び込む3ポイントシュートを放つなど、オールラウンドにプレーできる特長を生かし、相手を翻ろうし続けた。

 今野は、U-18日本代表の主力。今夏は、3人制バスケットの日本女子代表としてアジア大会にも出場し、銀メダルを獲得している。どこからでも得点できる能力を持つ注目選手で、卒業後には、米国の強豪ルイビル大に進学することが決定している。男子は渡邊雄太(グリズリーズ)や八村塁(米国、ゴンザガ大)ら米国挑戦で成果を出し始めている選手がいるが、女子では異例の挑戦となる。ハイレベルな争いに挑む前に、その覚悟を示そうとしているのが、高校生活最後の集大成となる今大会だ。

 今野は「米国には、日本にはいない自分と同じくらいの身長の外のプレーヤーがいるし、運動能力も高い。日本の中で誰にも負けたくないので、まずはウインターカップで上を目指したい。男子で(米国で)活躍している選手を見ると、すごく憧れる。ただ、あの2人(渡邊、八村)に比べると、高校時代の力では負けているので、自分は、まだまだだと思っている。この大会では、3年間やってきたことと、会場を沸かせられるプレー、ほかの選手に負けないプレーをしたい」と強い意気込みを示した。

 翌24日の2回戦は、山形市立商(山形)と対戦する。連戦のため、疲労の蓄積を回避できたのは、大きい。何しろ、ヤマ場になりそうなのが、3回戦。優勝候補の一角である岐阜女子(インターハイ2位)と対戦する可能性が高い。難関突破に今野の活躍は不可欠。日本では誰にも負けたくないと話したエースの本領発揮が楽しみだ。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集