二松学舎大付、滑り込み4季連続切符「半信半疑で…」 大阪桐蔭戦を財産に41年ぶり春1勝へ
第95回センバツ高校野球(3月18日開幕・甲子園)の選考委員会が行われ、記念大会の今年は例年より4校多い出場36校が決定した。昨秋の都大会準優勝・二松学舎大付(東東京)は4季連続7度目の出場が決まり、準優勝した1982年から41年遠ざかる春1勝を目指す。市原勝人監督は昨夏の甲子園3回戦で敗れた大阪桐蔭(大阪)戦を「良い財産だった」と振り返った。
センバツ高校野球、二松学舎大付は4季連続7度目の出場
第95回センバツ高校野球(3月18日開幕・甲子園)の選考委員会が行われ、記念大会の今年は例年より4校多い出場36校が決定した。昨秋の都大会準優勝・二松学舎大付(東東京)は4季連続7度目の出場が決まり、準優勝した1982年から41年遠ざかる春1勝を目指す。市原勝人監督は昨夏の甲子園3回戦で敗れた大阪桐蔭(大阪)戦を「良い財産だった」と振り返った。
二松学舎大付が再び甲子園に帰ってくる。昨秋の東京大会決勝では東海大菅生に2-8で敗れたが、今大会は記念大会のために関東・東京の枠が1校増えて7校に。関東大会8強の横浜(神奈川)や東京大会4強の日大三との争いを制し、最後の1枠に滑り込んで4季連続の出場を決めた。
市原監督は「なかなか半信半疑というか。確信できる材料がなかったので、選手ともども東北の発表が終わった後は少し緊張感があって良い時間だった」と名前が呼ばれた瞬間を回顧。「甲子園でどう戦おうかということなんですけど、そのための準備は冬の間並行してやってきたので、2つと言わず、3つ4つ勝てるように。選手たちは優勝を目指しているので」と優勝の2文字を口にした。
昨夏の甲子園3回戦で強豪の大阪桐蔭と対戦。0-4の完封負けを喫し、聖地を去ったが、市原監督はこの経験を「良い財産だった」と振り返った。「大阪桐蔭は2枚も3枚も上でした」と前置きしたが、「先入観を持たず、自分たちのやるべきことをやると、高校野球では良い勝負が出来るんだと勉強したと思う」と一定の手応えを感じ、「今度、甲子園に行ったときに名前のある学校と怯まないで戦うという知恵はついたかもしれない」と期待した。
4季連続出場については「3回行ったから4回目ということではないと思います。まず甲子園に行くことが難しい」と胸中を吐露。それでも「4季連続というのが生きていくのは甲子園に行ってからだと思います。その経験を甲子園で生かしてもらえたらと思います」と選手たちに奮起を促した。
(THE ANSWER編集部・和田 秀太郎 / Shutaro Wada)