前橋育英、“雪辱”果たし2年ぶり選手権出場 J2長崎内定のMF笠柳「名前を轟かせたい」
メモリアルな大会で4年ぶり2度目の全国制覇を狙う
桐生第一は、選手交代とともにフォーメーションを変更し、攻撃に人数をかけて反撃。DF倉上忍(3年)のワンタッチシュートやFW寶船月斗(3年)のカットインシュートでゴールを狙ったが、得点は生まれず。前橋育英は、主将の桑子や来季からザスパクサツ群馬に加入することが内定しているDF岡本一真(3年)らがピンチをカバーし合って、無失点を貫いた。桑子は勝利を喜びながらも「決定力は、ずっと課題。また練習からこだわっていきたい。危ない場面も少なくできるように、守備も意思を統一していきたい」と全国大会に向けた課題を指摘した。
前橋育英は4年前、2017年度の第96回大会で初優勝。現在の3年生が中学2年生の時だった。攻撃の主軸を担うMF笠柳は「最近は、良い順位を取れていない。ベスト4、準優勝、優勝といった時の輝きがなくなってきている。この100回大会というメモリアルな大会で、自分たちの名前を轟かせられたら良いと思う」と、4年ぶり2度目の全国制覇への意気込みを語った。
全国大会の組み合わせはすでに決定しており、群馬県代表として出場する前橋育英は、12月29日に行われる2回戦で草津東(滋賀県)と対戦する。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)