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悲願の全国初優勝へ…帝京長岡救った魂の“初FK弾” FW渡辺「今年こそは優勝したい」

技巧派集団の中で光った貪欲な仕掛け

 技巧派集団として知られる帝京長岡では珍しく、パスばかりに頼らず、貪欲に自分で仕掛けてフィニッシュを狙えるタイプ。渡辺は「(廣井)蘭人とか(岡村)空とかは、上手すぎて、ついていけない。あいつらがやりやすいように前線で時間稼ぎを頑張っています。同じようにやろうとすると、失敗するので」と自虐ネタで笑いを誘ったが、むしろチームが勝つため、相手に脅威を与えるために有効な選手で、古沢監督も「ちょっと足りなかったピースが夏以降に一つはまった」と渡辺の台頭を評した。

 渡辺の逆転弾で勢いに乗った帝京長岡は、日本文理のパワープレーも跳ね返し、後半終了間際に途中出場のFW松山北斗(2年)がダメ押しの4点目を奪って熱戦に終止符を打った。

 4日後には、北越との決勝戦が待っている。渡辺は「自分が帝京長岡に行くと決めた後、全国ベスト8になった。行くからには優勝しないと、と思っていたのに、全然、試合に出られていなかった。今年こそは優勝したい」とチーム悲願の全国初優勝の原動力となる気概を示した。そのためにも、まずは決勝戦。新潟県代表としての全国切符をつかみに行く。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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