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青森山田が16年ぶりV PK戦突入寸前、決勝弾のDF丸山「足が取れても決める気持ちで」

敗れた米子北も収穫「手の届かない相手だと思っていたけど、そんなことない」

 表彰後の写真撮影では、ずっと笑顔で優勝記念メダルを眺め「ずっと3年間取り組んできてもダメでダメで、やっと実って、嬉しい気持ちが一番です」と喜んだ。青森山田は今季、高校年代の3冠(高校総体、プレミアリーグチャンピオンシップ、高校選手権)制覇を目標としており、まずは1冠を達成。決勝で2得点のDF丸山は「あと2冠、満足せずに目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 一方、敗れた米子北は自らが手応えを持ち帰るだけでなく、全国の他チームにも勇気を与える戦いぶりを見せた。中盤で青森山田のMF松木と迫力のある攻防を見せていた佐野は「日本一のレベルを体感した。手の届かない相手だと思っていたけど、全然そんなことなく、通用するところもあった。次は選手権でリベンジできるように頑張りたい」と準決勝まで、格の違いを見せつけるような勝ち上がりを見せていた青森山田と戦える手ごたえを確実に感じ取っていた。

 青森山田は強い、しかし他校も追いかける。冬には第100回を迎える全国高校サッカー選手権が開催予定。夏のドラマは、どんな続きを見せるのか。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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