岐阜各務野が25度目V、決勝行われずも2年ぶり舞台に感謝「当たり前が当たり前じゃない」
18日、全国高校総体(インターハイ)ホッケー競技女子は最終日を迎え、岐阜各務野(岐阜)が伊吹(滋賀)に7-0で勝利し、8年ぶり25度目の優勝を飾った。ホッケー競技は大雨の影響で日程が延び、決勝が行われないため、準決勝で勝った岐阜各務野と石動(富山)の両校優勝となった。
全国高校総体・ホッケー女子、日程伸びた影響で石動と両校優勝
18日、全国高校総体(インターハイ)ホッケー競技女子は最終日を迎え、岐阜各務野(岐阜)が伊吹(滋賀)に7-0で勝利し、8年ぶり25度目の優勝を飾った。ホッケー競技は大雨の影響で日程が延び、決勝が行われないため、準決勝で勝った岐阜各務野と石動(富山)の両校優勝となった。
4得点と躍動したエースがチームを優勝に導いた。立ち上がりこそ、伊吹の勢いに押されたが、第1Q(クオーター)、5分、佐々木里紗がサークル内の混戦からこぼれ球を押し込んで先制点を挙げる。さらに10分、長尾監督が「6枚目のFWという形でどんどん攻撃に参加するよう、ディフェンシブではなく攻撃的なMFとしての役割を与えている」という大塚みなみが右サイドを巧みなドリブルで切り裂いてシュート。そのリバウンドを佐々木が倒れ込みながら押し込んで突き放した。
「昨日(丹生戦)の集中力からまた立て直すのは難しいよと(長尾美和)先生からも言われていて、(最初は)流れをつかむのが厳しかったんですけど、チャンスをFWの3年生が決め切ってくれた。3年生の優勝に対するこだわりが強かったんだと思います」
試合後そう振り返ったキャプテンの山藏百音が、3点目をねじ込む。2Q、22分、ペナルティコーナー(PC)を獲得すると、「もしかしてこぼれてくるかもしれない」と狙っていたリバウンドを落ち着いてゴールに流し込んだ。
28分には遠藤未彩のシュートに佐々木が合わせて4点目。後半も攻め手を緩めず、松波芽衣、平光杏衣、佐々木が加点し、7-0で快勝した。