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神村学園が14年ぶり8強 注目のMF大迫塁が3戦連発「チームのために何かできれば」

鹿児島の技巧派集団が、久々に8強入りを果たした。全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子は18日に3回戦を行い、神村学園(鹿児島)は4-3で阪南大高(大阪)を破り、準々決勝に進出した。

3試合連続ゴールを決めた神村学園のMF大迫塁【写真:平野貴也】
3試合連続ゴールを決めた神村学園のMF大迫塁【写真:平野貴也】

高校総体サッカー男子、阪南大高を4-3で撃破

 鹿児島の技巧派集団が、久々に8強入りを果たした。全国高校総体(インターハイ)のサッカー男子は18日に3回戦を行い、神村学園(鹿児島)は4-3で阪南大高(大阪)を破り、準々決勝に進出した。

 大きな原動力となっているのが、MF大迫塁(2年)だ。U-16日本代表の経歴を持ち、FW福田師王(2年)とともに1年次から主力として起用されている。昨年度、ボランチからトップ下へポジションを1列前に移した中、フィットし切れていない印象もあったが、今大会では3試合連続ゴールを挙げ、持ち味であるパスに加えてシュートも武器とし、チームをけん引している。

 大迫は「3試合連続得点って、なかなかないことですね。でも、自分がシュートを決め切れば、相手はもっと自分にプレッシャーをかけに来るので、そうしたら師王にポンと預ければ、決められる」とまるで点取り屋のような活躍には驚きながらも、攻撃面でプレーの幅が広がっている手ごたえを口にした。

 相手が中央の守備を固めている中でもしっかりと通す左足のパスは、絶品。この日は、右からのパスを中央で受け、相手の間を通すパスでチームの2点目をアシスト。さらに後半開始30秒、ラストパスを警戒してFWをマークするために相手が下がって生まれたスペースから豪快に左足のシュートを突き刺してチームの3点目をマーク。続けて、福田へのスルーパスで4点目をアシスト。1ゴール2アシストでチーム4得点のうち、3点に直接関わる活躍を見せた。

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