ユースでの弱みが高校での強みに 流経大柏MFが明かす高校サッカー「無茶」な特権
学生生活とサッカーが一括りになる、高校サッカーの特権
ユースに通う選手は、学生生活とサッカーを別物と隔てて過ごすことが大半であることに対し、高校サッカーの場合は学生生活とサッカーが一括りとなり、ハードな練習にも無理をきかせることができるようだ。
今大会のトーナメントで同じ山に属している長崎総科大附の選手たちも「朝は毎日早朝からの練習で、監督も毎度そこに顔を出している」と明かしていた。確かにユースでは、毎日全メンバーが同時間に集まって練習するというのは限界がある。過酷な練習は、ある意味で高校サッカーの特権なのかもしれない。
FW大迫勇也(ケルン)、MF乾貴士(エイバル)など、いまや日本代表に名を連ねる選手の半数近くが高校サッカー出身の顔ぶれ。ハードワークが当たり前に求められるようになったモダンサッカーでは、学生時代に無理をきかせた練習が最大限に活きてくる時代のようにも思える。
そして、「今後プロになりたい?」という質問に力強く「はい!」と答えた菊池もまた、来る将来に青いユニフォームを身につける高校サッカー出身選手としてスタジアムに熱狂をもたらすことになるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)