ユースでの弱みが高校での強みに 流経大柏MFが明かす高校サッカー「無茶」な特権
ユースでの弱みが高校での強みに…菊池が語った両者の「違い」とは
「ユースに上がれなかった当時、(ジュニアユースの)監督に言われたのが『お前は連続したプレーができていない』ということ」
確かにJクラブのユース昇格は狭き門ではあるが、光るセンスを持ち合わせる菊池ほどの選手がそのレールを外れることとなった要因の1つには、パス&ゴーやボールロス直後のプレッシングなど、プレーの連続性の不足があった。
しかし、「それが、高校に入った今では自分のストロングポイントになっている」と明かしている。流通経大柏は特にハイプレスが伝統的なチームカラーとして定着している強豪校。日本屈指のハードワークがインターハイ王者たりえる要素と言っても過言ではない。その環境下で日々を過ごす菊池もまた、目に見えて運動量が高まっていった。
「高校に入って、単発なプレーではなく、例えばミスをしたらその流れでボールを取り返すというような連続したプレーができるようになったと強く実感している」
ユースで弱みだったことが、高校で強みとして開花する。一体、高校で過ごした時間の中で何があったのだろうか。菊池は、自身が体験してきた範囲において、ユースと高校での取り組み方の違いに言及した。
「ユースと高校で違うのは、簡単に言えば練習方法ですかね。高校は、ある程度無茶できるんですよ。結構きついことを要求してもらえる。特に、朝練がすごい。朝早いのが一番辛かった。僕は朝起きるのが5時。早い奴は4時半起きとかです。それをほぼ毎日です。なので、高校に入ってからはずっとサッカーしている印象しかないです」