逆境にこそ立ち向かえ― 聖和学園、“県2番手”から見据える未来の頂点へのレール
通常、全国大会を目指すには、都道府県の大会で優勝する必要がある。ただ、2番手でも諦める必要はない。物は考えようだ。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会は25日に第3日を行い、男子の聖和学園(宮城)は48-96のダブルスコアで土浦日本大学(茨城)に敗れた。
2回戦で強豪・土浦日大に48-96で大敗…露呈した全国レベルでの経験不足
通常、全国大会を目指すには、都道府県の大会で優勝する必要がある。ただ、2番手でも諦める必要はない。物は考えようだ。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会は25日に第3日を行い、男子の聖和学園(宮城)は48-96のダブルスコアで土浦日本大学(茨城)に敗れた。
2年前の大会で決勝に進出した全国区の強豪に挑んだ聖和学園だったが、きっちりと力の差を見せつけられてしまった。ともに県の代表として出場しているが、聖和学園の場合は、少し事情が違う。夏のインターハイで同県勢の明成が準優勝。先に推薦枠の出場権を獲得したため、宮城県の2番手ながら出場権を得た。
2014年の出場も、明成がインターハイを準優勝しており、実質2位で出場している。土浦日大との試合では、修羅場をくぐり続けている相手に対して、全国レベルでの経験不足を露呈した。
主将の千葉勇祐は「相手は、体の当たりが強かったし、高さもあった。スピードとディフェンスで苦しめたかったけど、上手くいかなかった。練習を積み重ねるごとに自信は付いてきたけど、実際にやってみると、相手の実力のほうが全然上で、もっとディフェンスやリバウンドの強さを強化しておけば、もう少し戦えたんじゃないかと思いました」と悔しそうに話した。