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残り4.5秒の逆転劇 土浦日大、U-18主将・高原晟也が意地のドライブ「自分の感性」

熱戦に終止符を打ったのは、U-18日本代表の主将を務める高原晟也だった。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会が23日に東京体育館で開幕し、男子の土浦日大(茨城)は85-83で東海大諏訪(長野)を下して2回戦に進んだ。

U-18日本代表の主将も務める土浦日大・高原晟也【写真:平野貴也】
U-18日本代表の主将も務める土浦日大・高原晟也【写真:平野貴也】

ウインターカップ男子1回戦、終了間際に逆転勝ち「勝負なので、やるしかないと」

 熱戦に終止符を打ったのは、U-18日本代表の主将を務める高原晟也だった。ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会が23日に東京体育館で開幕し、男子の土浦日大(茨城)は85-83で東海大諏訪(長野)を下して2回戦に進んだ。

 試合終盤の残り16秒2、82-83の状況で相手がファウルをすると、土浦日大はすかさずタイムアウト。残り時間を使った最後の攻撃を決めたのが、高原だった。右サイドで相手のダブルチームを振り切って、ゴール下へドライブ。エースの価値を証明する一撃を決め、残り4.5秒で84-83と逆転に成功した。最後は、相手のファウルで得たフリースローで加点。激戦を勝ち切った。

 高原は「自分の感性。セットプレーじゃない。練習から自分たちで考えてやって来た。3ポイントはマークされるので、最後は中で取ろうと思って中に行った。(2人がかりでマークされても)勝負なので、やるしかないと思った」と勝敗を決めたプレーを振り返った。

 エースの意地が見られた。高原は序盤から厳しいマークを受けて苦しんでいた。前半はミドルシュートを決め切れず、フリースローも落とすなど、不調で7得点に抑えられた。それでも「自分が動くことで相手のファウルを釣れた。シュートは落としたけど、最後は相手が5ファウルになったので、良い結果につながったと思う」と我慢強く戦い続けた。

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