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全国V経験の敵将が「戸惑った」 日本文理大付FW垣内、敗戦で得た「空中戦の自信」とは

第99回全国高校サッカー選手権は2日、首都圏8会場で2回戦が行われ、等々力陸上競技場では初出場の日本文理大付(大分)が強豪・富山第一(富山)に1-2で敗れた。選手権1勝は逃したが、主将でエースのFW垣内太陽(3年)はPKで得点。全国V経験のある富山第一に実力を警戒された“大分の点取り屋”は「大学でまた輝いて、プロになれたら」と将来を見据えた。

日本文理大付・垣内太陽【写真:河合拓】
日本文理大付・垣内太陽【写真:河合拓】

第99回全国高校サッカー選手権2回戦

 第99回全国高校サッカー選手権は2日、首都圏8会場で2回戦が行われ、等々力陸上競技場では初出場の日本文理大付(大分)が強豪・富山第一(富山)に1-2で敗れた。選手権1勝は逃したが、主将でエースのFW垣内太陽(3年)はPKで得点。全国V経験のある富山第一に実力を警戒された“大分の点取り屋”は「大学でまた輝いて、プロになれたら」と将来を見据えた。

 選手権初出場で勝利はならなかった。試合後のオンライン会見。垣内は「悔しいというのが一番。まだまだやれたなという感覚もある」と語った。2点を追う前半30分にPKで得点するも、自身が放ったシュートは計3本。「(相手が)自分たちの想像を超えていたので、慣れるところに時間がかかったかなと思う」と富山第一の堅守に苦しんだ。

 県予選5試合で15得点をマーク。その実力は選手権優勝経験のある名門を驚かせた。2013年度の第92回大会で富山第一を優勝に導いている大塚一朗監督は「思った以上に14番(垣内)のヘディングが強く、戸惑った」と明かし、主将でディフェンスの要のDF孝井捺希(3年)も「相手は14番を中心に攻撃を組み立てていた。リスク管理しながら、攻撃を組み立てていけるように意識した」と最も警戒すべき相手と認識していた。

 身長は178センチと特段高くはないが、度々打点の高いヘディングで相手の脅威となった垣内は「空中戦は勝てる自信しかなかった」と自信も付けた様子。「自分の夢はプロになること。いろいろな経験させてもらったので、自分の足りないところなどを磨いて、大学でまた輝いてプロになれたら」。選手権初勝利の夢は後輩に託し、次なるステージに進む。

(THE ANSWER編集部)

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