「実は病弱で運動嫌い」― 大山加奈さんが高校生に明かした「私の人生を変えた人」
元女子バレー日本代表の大山加奈さんが21日、神奈川・横浜市内の横浜隼人高を訪問した。アテネ五輪に出場した名アタッカーは約400人の生徒を相手に講演を実施。「実は病弱で運動嫌いでした」などと意外な秘話を明かし、さらに女子バレー部を熱血指導した。
「ポカリスエット エールキャラバン」、横浜隼人高で意外な秘話を告白
元女子バレー日本代表の大山加奈さんが21日、神奈川・横浜市内の横浜隼人高を訪問した。アテネ五輪に出場した名アタッカーは約400人の生徒を相手に講演を実施。「実は病弱で運動嫌いでした」などと意外な秘話を明かし、さらに女子バレー部を熱血指導した。
「パワフル・カナ」の愛称で親しまれた名選手が、等身大の言葉で激動のバレー人生を振り返った。体育館で行われた講演。小中高すべてで日本一に輝き、五輪に出場。エリート人生を歩んできた大山さんは「信じられないかもしれないけど……」と、冒頭で意外な秘話を告白した。
「実は私、すごく病弱で、運動が嫌いで運動が苦手な子供でした。喘息を持っていて、夜中に発作を起こして病院に運ばれるのが当たり前。先生には『激しい運動はしてはいけない』と言われる。運動をすると、息が苦しくなるから苦手になる。走ればいつもビリ。逆上がりもできない。プールも小6でやっと25メートルを泳げるようになった。体育の成績は『3』。こんなふうに人前で話をするなんて、とんでもない。引っ込み思案で、すごく暗くて友達もいなかったんです」
大塚製薬が企画し、バレーボール、サッカー、バスケットボール、柔道、テニス、バドミントンを通じて、全国170校の部活生を応援する「ポカリスエット エールキャラバン」の一環として訪問した同校。元スター選手がいきなり明かした話に生徒も食い入るように耳を傾けた。
「じゃあ、なぜそんな子供が何度も日本一になることができて、オリンピックという夢を叶えることができたのか」