北京五輪最終日の熱演

　北京五輪のフィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦（ANA）。4回転アクセルに挑戦したことでも話題を呼んだが、大会最終日にはエキシビションに出場。「春よ、来い」を熱演し、フィギュアファンを魅了した。五輪公式は早くも「何度でも見たくなってしまう」と素晴らしい演技に脚光を浴びせている。

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　男子フリーでは前人未踏の4回転アクセル成功を目指した羽生。転倒したが、挑戦の姿勢を示した。大会最終日のエキシビションで演じたのは「春よ、来い」。美しいピアノの調べに乗せ、高さのある3回転アクセル、氷を這うようなハイドロブレーディングなど、さすがの技術を見せた。フィナーレでは各国の選手との交流も注目された。

　感情たっぷりなプログラムに心打たれたファンも多かっただろう。大会終了から10日、五輪公式は早速この演技を“復刻”した。公式ツイッターに約4分に渡る映像を公開。「『春よ、来い』で美しい演技を披露した羽生結弦選手　何度でも見たくなってしまいます」と伝えた。

　日本のファンも改めて感激した様子。「気付けば涙が」「どの瞬間も美しくて何回も見ています」「息をのむ美しさとはこのことか…」「大好きなプログラム」「生きる芸術！」「毎日見ています」などとコメントが集まっている。北京五輪で右足を痛め、今月の世界選手権は欠場する羽生。痛みを抱えながらも見せた姿が未だに見る者を魅了している。