五輪女王シェルバコワ、なぜスケートをするのか「メダルが動機だとは言いたくない」
北京五輪フィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得した17歳アンナ・シェルバコワ(ROC)が、競技に対するモチベーションについて語っている。ロシアメディア「スポルトエクスプレス」が記事を掲載した。
シェルバコワが競技を続ける理由
北京五輪フィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得した17歳アンナ・シェルバコワ(ROC)が、競技に対するモチベーションについて語っている。ロシアメディア「スポルトエクスプレス」が記事を掲載した。
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シェルバコワはショートプログラムで2位発進。フリーは高難度の4回転ジャンプを複数組み込み、さらに高い芸術性も披露した。五輪史上最高レベルの戦いと言われた今大会。カミラ・ワリエワを逆転して金メダルに輝いた。
同メディアは「シェルバコワはメダルのためではなく、プロセスそのものが好きだからフィギュアスケートをやっていると語った」と掲載。「シェルバコワが自分にとってメダルと勝利が大会で演技するモチベーションであるかどうかを語った」と説明した。17歳の五輪はこう語っている。
「私は自分にとってメダルがモチベーション(動機)だとは言いたくない。おそらく私は、これまである一定のメダルのために滑っていませんでした。私はプロセスそのものやお客さんの励まし、(個人的な)感情といった点で試合での演技が好きなので滑っています」
成績よりも過程を大切にしながら競技を続けているという。記事ではシェルバコワが国営放送のYoutubeチャンネルで語った内容を引用。「そしておそらく、アスリートにとって最も貴重な瞬間――それは私がフリーの後に感じたものです。文字通り、プログラムを終え、今リンクの上で自分の能力の最大限をやり切ったと感じている数秒です。まさにこの瞬間のために私は練習していると思われます」と話しているという。
何度でも味わいたい達成感。ほんの一瞬のために努力をしているようだ。
(THE ANSWER編集部)