コロナ陽性の米フィギュア選手を再び襲った悲劇「バスに乗る際、参加認めなかった」
北京五輪は20日に閉幕した。フィギュアスケート男子シングルのビンセント・ジョウ(米国)は新型コロナウイルス陽性で個人戦に出場できず、最終日のエキシビションで復活して話題を呼んだが、「濃厚接触者」と判定されたために夜の閉会式参加を禁止されたという。米地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
団体戦翌日にコロナ陽性→個人戦欠場、エキシビ後に濃厚接触者→閉会式不参加
北京五輪は20日に閉幕した。フィギュアスケート男子シングルのビンセント・ジョウ(米国)は新型コロナウイルス陽性で個人戦に出場できず、最終日のエキシビションで復活して話題を呼んだが、「濃厚接触者」と判定されたために夜の閉会式参加を禁止されたという。米地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
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ジョウは6日の団体戦男子フリーで登場し、米国の銀メダルに貢献した。だが、翌日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、8日の個人戦男子シングルに出場できず。世界選手権3連覇のネイサン・チェン(米国)にこの4年間で唯一勝ったことがあり、メダル候補の一角と評価されていたが、アクシデントに見舞われた。
それでも、最終日のエキシビションにトップバッターで登場。華麗な舞いを披露したが、悲劇は終わっていなかったという。
ジョウは自身のインスタグラムのストーリー機能で無念の思いを綴っていた。
「私は今夜、閉会式で行進することはないでしょう。スタジアム行きのバスに乗る際、彼らは私を新型コロナの濃厚接触者に指定し、それ以上の参加を認めなかったのです」
同日行われたエキシビションには出場したばかりだが、閉会式行きのバスに乗り込むことを許されなかったというジョウ。
「検査では14回連続で陰性だった。抗体も持っているし、感染力などない。100%健康でいつも通りだ」などと悲痛な訴えを続ける一方で、五輪代表として大会に参加した感謝や、閉会式に参加した仲間への幸運を祈るなど、人格者ぶりも滲ませていた。
ニューヨーク・ポスト紙の記事では「回復し、隔離が解け、日曜日のフィギュアスケートのエキシビションに参加した後、彼は閉会式の参加を禁止されたのだ」とジョウの悲劇を伝えていた。
(THE ANSWER編集部)