銀メダルでも号泣のトルソワ 「リンク戻らない」発言に母国重鎮「この先も演技して」
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トルソワ(ROC)。競技後は涙を見せ、感情を露わにする姿が海外メディアに報じられていたが、母国ロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は「彼女にこの先も演技してもらいたい」と語っている。
北京五輪、トルソワは銀メダルも号泣
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トルソワ(ROC)。競技後は涙を見せ、感情を露わにする姿が海外メディアに報じられていたが、母国ロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は「彼女にこの先も演技してもらいたい」と語っている。
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17歳のトルソワはフリーで自己ベスト177.13点をマーク。合計251.73点も、同じROCのアンナ・シェルバコワに及ばず銀メダルだった。競技後は涙を流し、大荒れに。「もう二度とリンクに戻らない!」などと言い放ち、会見では5本の4回転ジャンプを跳んだことに満足した一方、結果に対する怒りと失望があったことを明かしたとロシアメディアに伝えられた。
ロシア紙「スポルトエクスプレス」は「タラソワ氏が、トルソワがフィギュアスケートで演技し続けるのを期待した」との見出しで、二度とリンクに戻らないと口にしたとされるトルソワについて母国の名誉コーチ、タラソワ氏が心配を込めて語ったコメントを紹介した。
「私はこの少女(トルソワ)をとても愛しています。彼女がそういったことを言っていなかった、もしくは単に感情的になって言った、ということであると希望します。彼女にこの先も演技してもらいたいです。トルソワは五輪の金メダルを勝ち取ることができます」
メダル授与式では一転、笑顔を見せていたトルソワ。母国メディア「championat.com」は、銀メダルを受け取った後の17歳の様子を伝えている。記者の取材に対応したが「メダルは外しました」と見せることはなかったという。一方で「5つの4回転ジャンプについての夢が実現しました。すべてのエレメンツを遂行できて喜んでいます」と演技については満足している。
(THE ANSWER編集部)