高木美帆の金メダル直後に生まれた光景

　北京五輪スピードスケート女子1000メートルで感動的なシーンが生まれた。17日、高木美帆（日体大職）は1分13秒19の五輪レコードで金メダルを獲得。10位に終わった小平奈緒（相澤病院）とハグを交わした。ネット上では「なんて清々しい光景」「何だか美しいです」とファンを感動させている。

【注目】本気で野球に挑戦する親子必見！　各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら

　歓喜に浸る金メダリストを包み込んだ。日の丸を背中に羽織り、スタンドに挨拶をした高木。その途中で小平のもとに寄った。ともに両手を広げて抱擁。五輪を戦い抜いた日本のダブルエースが互いを称えた。

　日本オリンピック委員会（JOC）公式インスタグラムとツイッターに画像を公開。「NICE SHOT」などとつづると、ファンから「素晴らしい」「ほんとにナイスショット」「偉大な先輩と偉大な後輩の胸アツシーン」「なんて清々しい光景なんだろう」「感動をありがとう」「泣けてくる」「何だか美しいです」と賛辞の声が上がっている。

　高木はこの種目で2018年平昌五輪銅メダルだった。今大会は異例の長短5種目7レースに出場し、今大会4個目のメダル獲得。個人種目初の金メダルに輝き、日本選手団主将が大車輪の活躍で今大会を終えた。小平は前回大会500メートルで金メダル。3連覇を目指したイ・サンファ（韓国）が銀メダルに終わったが、小平がレース後に涙に暮れたライバルを慰め、抱擁するシーンが感動を呼んでいた。