羽生結弦人気は“福原愛に匹敵”と中国紙指摘「福原フィーバー同様に中日関係の好機」
北京五輪フィギュアスケート男子シングルで3連覇に挑戦した羽生結弦(ANA)。開催国・中国でも人気は高く、今大会も熱烈なエールが話題になっていたが、中国メディアはその影響について言及している。
中国メディアが影響力を指摘「悪化した中日関係の『良いスタート』に」
北京五輪フィギュアスケート男子シングルで3連覇に挑戦した羽生結弦(ANA)。開催国・中国でも人気は高く、今大会も熱烈なエールが話題になっていたが、中国メディアはその影響について言及している。
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中国地元紙「環球時報」英語版の「グローバル・タイムズ」は「ユヅル・ハニュウの人気は悪化した中日関係の『良いスタート』になるかもしれない」と題した記事を掲載した。
「ハニュウは引退した卓球選手、アイ・フクハラに代わって中国で最も人気のある日本人になったという声もあった」と指摘し、中国国内で絶大な人気を誇った卓球の福原愛さんに重ねた。「フクハラフィーバーと同様に、ハニュウマニアの存在は緊張した中日関係を和らげる良い機会だと見る識者がいる」とし、両国の関係に好影響を与えるとの声を伝えた。
記事では、日本の中国大使館が「環球時報」の取材に対し、「日中両国の選手が高いパフォーマンスを見せ、両国の理解が深まることを願います」とコメントしたことも紹介した。
また、中国の大学、外交学院の国際関係研究所の周永生教授は「これらの選手の人気は、国交がある状態にもかかわらず、中日間の人的交流には常に友好的になる雰囲気があることを示している」と語り、その影響力の大きさを指摘した。
今大会は開幕後から姿を現さず、中国版ツイッター「ウェイボー(微博)」でも「羽生はどこへ?」が話題に。14日に行われた会見でも、会見場の外にボランティア女性らが殺到するなど、人気ぶりを示していた。
(THE ANSWER編集部)