北京五輪で生まれた名写真 スノボ日本人を撮影した奇跡の1枚は「一生に1度撮れるか」
4日に開幕した北京五輪も折り返しを迎えた。多くの金メダリストが生まれ、感動を与えた一方で、競技外でクローズアップされた話題も多かった。各国のトップアスリートが最高峰の技をぶつけ合う舞台。それを撮影するカメラマンから、多くの名写真も生まれた。
北京五輪も折り返し、前半戦で生まれた名写真の数々
4日に開幕した北京五輪も折り返しを迎えた。多くの金メダリストが生まれ、感動を与えた一方で、競技外でクローズアップされた話題も多かった。各国のトップアスリートが最高峰の技をぶつけ合う舞台。それを撮影するカメラマンから、多くの名写真も生まれた。
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その一つは、9日のスノーボード男子ハーフパイプ予選だろう。ドイツを拠点に活動するカメラマン、マティアス・ハングスト氏が撮影したのは、日本の平野流佳の練習中。空中で決めたエアと同じ高さから撮ったが、背景にあった「BEIJING(北京)」のロゴの上にちょうど乗るような構図に。五輪公式ツイッターが「写真撮影のゴール」と脚光を浴びせた。
海外ファンから「人生で1度撮れるか撮れないか」「フォト・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀写真)」との声も上がった。また、ハングスト氏も自身のインスタグラムに他の写真と共に公開し、こちらにも「アンリアルだ」「素晴らしい仕事ぶり」と称賛が集まった。
ノルディックスキージャンプで金メダルを獲得した小林陵侑は、6日の個人ラージヒル表彰式で印象的なワンシーンが撮影された。名前をコールされ、表彰台に乗るシーン。ぴょーんと跳び上がった高さはさすがというジャンプ力。そのシーンを逃さず、海外フォトエージェンシー「Getty Images」は撮影。日本のネット上でも「ぴょーんって、靴にバネついてる?」と驚きの声が上がった。
12日にオリンピック公式ツイッターが紹介した1枚もまた格別だった。この日のスノーボード男子ハーフパイプ決勝で金メダルを獲得した平野歩夢と現役引退するレジェンド、ショーン・ホワイト(米国)が抱擁するシーン。カメラマンではなく関係者が撮影したものか、目前でレンズを向けるカメラマンたちも含めて収めた。2人がいかに注目されていたかが窺い知れるシーンだ。
競技中から競技外までさまざまな美しく、興味深いシーンが撮影された大会前半。閉会式が行われる20日まで、これからファンの心に焼き付く1枚がどれだけ生まれていくだろうか。
(THE ANSWER編集部)