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米実況も「茶番」と荒れた平野歩夢の2本目、解説者は競技後も収まらず「これは五輪だ」

北京五輪は11日、スノーボードの男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本スノーボード史上初の金メダルを獲得。2回目で素晴らしい試技を見せるも得点が伸びず。それでも最終試技で逆転した。採点には、中継した米放送局「NBC」の実況席は大荒れ。競技後も収まらなかった解説員は「これは五輪。勝者が決まって次の週末にはみんな忘れてしまう国内のコンテストではないんだ」とコメントを残している。

スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢【写真:AP】
スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢【写真:AP】

米放送局「NBC」のトッド・リチャーズ氏のコメントを米紙「USAトゥデー」が掲載

 北京五輪は11日、スノーボードの男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本スノーボード史上初の金メダルを獲得。2回目で素晴らしい試技を見せるも得点が伸びず。それでも最終試技で逆転した。採点には、中継した米放送局「NBC」の実況席は大荒れ。競技後も収まらなかった解説員は「これは五輪。勝者が決まって次の週末にはみんな忘れてしまう国内のコンテストではないんだ」とコメントを残している。

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 平野は2回目の試技で「トリプルコーク1440」を決めるなど、史上最高難度のルーティンに成功。「NBCスポーツ」の中継で、解説を務めたスノーボーダーのトッド・リチャーズ氏は「アユム・ヒラノは異星人だ!」「98点くらいでしょう」などと大絶賛するも、得点は91.75点と予想外に伸びず。実況席は「茶番だ」などと大荒れだった。

 3回目でそれを上回る試技を披露した平野。見事金メダルを獲得したが、リチャーズ氏の怒りは競技後も収まっていなかったようだ。米紙「USAトゥデー」は同氏のコメントを紹介。「あの硬さのハーフパイプをあの高さで飛んで真下に落ちるということは命懸けのことなんだ」などと語り、平野の2回目については「しかも大技は1回ではない。トリプルコークが終わった後も、彼の一連の技は信じられないほど素晴らしかった」と振り返った。

 ジャッジたちには「自らのミスに気付き、それを正した」「これはオリンピック。勝者が決まって次の週末にはみんな忘れてしまう国内のコンテストではないんだ」と語気を強めた。そして「彼(平野)は2度勝利した。私たちがずっと言っていること。彼は最高で、五輪で2度勝ったんだ」と改めて絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)

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