[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

平野歩夢、大逆転許した豪選手が称賛「彼の力は知ってる。ファンタスティックなラン」

北京五輪は11日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの23歳の平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本スノーボード史上初の金メダルを獲得した。最終試技で大逆転。それまでトップにいたが、銀メダルになった27歳のスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)は「ファンタスティックなランだったね」と平野を称えている。

金メダルを獲得した平野歩夢(左)へ銀メダルのスコッティ・ジェームズが賛辞【写真:Getty Images】
金メダルを獲得した平野歩夢(左)へ銀メダルのスコッティ・ジェームズが賛辞【写真:Getty Images】

北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ

 北京五輪は11日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの23歳の平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本スノーボード史上初の金メダルを獲得した。最終試技で大逆転。それまでトップにいたが、銀メダルになった27歳のスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)は「ファンタスティックなランだったね」と平野を称えている。

【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら

 平野は1回目で4回転の中に縦3回転を入れる「トリプルコーク1440」に五輪史上初めて成功。しかし、最後のエアで着地に失敗し、得点は33.75だった。2回目は史上最高難度のルーティンに成功。「トリプルコーク1440」をはじめ、1440を3度も入れた。だが、得点は予想外に伸びず91.75点。この時点でオーストラリアのジェームズに次いで2位だった。

 3回目、高さ5.5メートルのエアで「トリプルコーク1440」を決めるなど再び完璧な試技を披露。96.00点をマークし、金メダルを獲得した。逆転を許したジェームズは平昌五輪の銅に続く2個目のメダルだが、母国のオーストラリア公共放送「ABC」は「スコッティ・ジェームズの北京五輪でのハーフパイプ金メダルの夢は、アユム・ヒラノの魔法のようなランで終わった」との見出しで記事を掲載した。

 記事ではジェームズのコメントを掲載。「彼(平野)の能力は知っていたし、ファンタスティックなランだったね」と潔く称賛した。15歳だった2010年バンクーバー五輪から4大会連続の出場。世界選手権、賞金大会「Xゲームズ」などで平野らとしのぎを削ってきた。「彼が物凄いものを持ってくるだろうと予想していたよ」と吐露。順位が決まった直後、平野と抱擁を交わした。

 自身のトリプルコークについては「バレンティノ(・グセリ)と自分は背が高い。だからリスクもミスの可能性も高くなる。他の選手と戦うには完璧でなければいけないんだ」と説明。「とても怖い、難しい技。だから、僕たちは自分のランにもう一つのエレメントを加えることにした」と続け、「全力を尽くしたし、ここに来るために努力してきた。今日のランに満足している。自分にとってはそれが最も重要なんだ」と明かした。

(THE ANSWER編集部)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集