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平野歩夢、再転向で24年パリ五輪挑戦は? スケボー東京五輪監督ら期待「トップの実力ある」

北京五輪スノーボード・ハーフパイプ男子で金メダルを獲得した23歳の平野歩夢(TOKIOインカラミ)に、再びスケートボードとの“二刀流”に期待する声が高まっている。2024年のパリ五輪は2年後に迫る。東京五輪でスケートボード男子パークに出場し、14位だった平野がどうするのか、注目が集まるところだ。

金メダルを獲得した平野歩夢、再び夏季五輪を目指すのか【写真:AP】
金メダルを獲得した平野歩夢、再び夏季五輪を目指すのか【写真:AP】

東京五輪のスケートボード日本代表監督、西川隆氏も実力を高く評価

 北京五輪スノーボード・ハーフパイプ男子で金メダルを獲得した23歳の平野歩夢(TOKIOインカラミ)に、再びスケートボードとの“二刀流”に期待する声が高まっている。2024年のパリ五輪は2年後に迫る。東京五輪でスケートボード男子パークに出場し、14位だった平野がどうするのか、注目が集まるところだ。

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 東京五輪スケートボードで日本代表監督を務めた西川隆さんは、北京五輪前、平野のパリ五輪挑戦について「本人次第」と前置きしつつ、「たぶん、僕はフランス(パリ五輪)も目指すんだと思います。フランスはメダルを獲るっていうことを目標に行くんじゃないかな」と話した。東京五輪の男子パークではメダルに手が届かなかったが、スケートボードは選手層が厚く、「そこに追いつくまでに時間がなかった」と指摘。「彼の場合はトップに立てる実力はある」とポテンシャルを高く評価している。

 今季のスケートボードの代表争いは4月から始まる。パリ五輪の予選は来年だが、「その前までにある程度の位置に」いることで、余裕を持って選考レースを戦うこともできるという。東京五輪では男子パークで平野が唯一の代表だった。スケートボードでもトップ選手に変わりなく、今後について平野と話し合いをする予定だ。

 また、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長も熱い視線を送る。

 スピードスケートと自転車で夏冬7回の五輪出場を果たした先駆者は、平野にとって2回目となる夏季五輪挑戦について、「ぜひぜひ。実力的にも狙えますよね。今回(東京五輪)は練習期間がそんなになかったと思いますけど、これで2年後になりますから、非常にやり方が分かってきているんじゃないですかね」と後押ししている。

 さらに、地元・新潟県村上市の平野歩夢後援会の佐藤巧理事長も「2年後、パリが楽しみ。もうそこに照準を合わせて(サポートして)やりたいなと思っている。彼もそこに照準を合わせていくんじゃないのかな? 今度は入賞とかメダルを狙うと思う」と声を弾ませた。

(水沼 一夫 / Kazuo Mizunuma)

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