羽生結弦の4回転アクセルを検証した米紙 「最大の舞台で最高の挑戦を見せた」と称賛
10日に行われた北京五輪フィギュアスケート男子フリーでは、ショートプログラム(SP)8位だった羽生結弦(ANA)は4位まで順位を上げた。米紙では前人未到の挑戦となった4回転アクセルに注目。「ほぼ着氷していた」と改めて検証している。
北京五輪フィギュアスケート
10日に行われた北京五輪フィギュアスケート男子フリーでは、ショートプログラム(SP)8位だった羽生結弦(ANA)は4位まで順位を上げた。米紙では前人未到の挑戦となった4回転アクセルに注目。「ほぼ着氷していた」と改めて検証している。
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「天と地と」の冒頭で羽生が繰り出した4回転アクセル。成功すれば公式戦史上初の大技だったが、惜しくも転倒した。偉業達成とはならなかったが、国際スケート連盟(ISU)公認大会では初めて4回転アクセルとして認定された。米地元紙「ワシントン・ポスト」は「いかにして、ユヅル・ハニュウは4回転アクセルをほぼ着氷させたのか」と見出しで記事を掲載した。
「ユヅル・ハニュウはフィギュアスケート史上最も困難なジャンプのパイオニアになるために北京へやってきた。4回転アクセルだ。木曜のフリーで20秒後、彼はほぼ着氷させた」
大技に果敢に挑戦する姿にも着目。転倒したが、「成功までほぼ十分な時間、滞空していた」と分析。一方で、4回転アクセルの難しさを図解付きで分析している。
「十分に4回転できる高さまで跳躍することは、人間の身体的な限界を押し上げることになる。スケーターは体重の5倍から10倍の力とともに着氷する。ハニュウは右足で着氷した際にバランスを崩した。そして、氷上に叩きつけられた」
記事では足にかかる衝撃を交えて説明。「木曜に彼は最大の舞台で、最高の挑戦を見せた。挑戦したこと自体でハニュウはまたしても歴史に触れることになったが、完成は待たなければならない」と称賛を込めて振り返っている。
(THE ANSWER編集部)