フィギュア30年ぶり出場メキシコ代表の秘話 8歳で恋し、連絡絶っていた女性から祝福
北京五輪は10日、フィギュアスケートの男子フリーが行われた。ドノバン・カリジョはメキシコ代表として30年ぶりに五輪フィギュアに出場し、合計218.13点で22位に入った。米メディアはカリジョが恋をきっかけに競技を始めたこと、北京五輪の出場で長く連絡を絶っていた女性から祝福メッセージが届いたことを伝えている
北京五輪、メキシコ代表カリジョは22位
北京五輪は10日、フィギュアスケートの男子フリーが行われた。ドノバン・カリジョはメキシコ代表として30年ぶりに五輪フィギュアに出場し、合計218.13点で22位に入った。米メディアはカリジョが恋をきっかけに競技を始めたこと、北京五輪の出場で長く連絡を絶っていた女性から祝福メッセージが届いたことを伝えている。
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3連覇を目指す羽生結弦ら世界から集った北京五輪フィギュアスケート男子。その中に特別な想いを持って滑った選手がいた。ショートプログラム(SP)で78.54点、142.24点を記録したカリジョ。米紙「ニューヨークタイムズ」は「ドノバン・カリージョはリサという少女がきっかけで競技を始めた」と記事を掲載している。
同紙によると、カリジョがフィギュアスケートを始めたのは8歳の頃。姉の影響でもあったが、「もう1つのきっかけはリサという女の子の存在だった。カリジョはリサに恋をしていた」と紹介している。記事によるとリサさんはその数年後に競技を辞めたが、スケートに恋心を移したカリジョは競技を続け、五輪出場を果たした。
中南米で決してフィギュアスケートが盛んとはいえないメキシコ。それでも、冬季五輪で奮闘したスケーターの存在は注目され、記事では「この48時間でカリジョは瞬く間にメキシコで有名人となった」と紹介。SNSでも多くのメッセージを受けたが「その中の1通がずっと連絡を絶っていたリサからだった」と伝えられている。
同紙は「彼女はインスタグラムでSPの後に『おめでとう』とメッセージを送ったという」と記した。五輪出場という名誉以外に、嬉しい反応も受け取っていた22歳。国民の期待を一身に集め、注目を浴びる五輪だからこそ生まれたエピソード。メキシコでカリジョの存在は一躍、知られるところになったようだ。
(THE ANSWER編集部)