4年前の悪夢を払拭したチェンの金メダルに米絶賛「明らかに地球上No.1スケーター」
北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった世界選手権3連覇中のネイサン・チェン(米国)は218.63点、合計332.60点で金メダルを獲得した。銀メダルの鍵山優真には合計得点で22.55点差。海外メディアは「明らかに地球上No.1」と称賛している。
北京五輪フィギュアスケート男子フリー
北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった世界選手権3連覇中のネイサン・チェン(米国)は218.63点、合計332.60点で金メダルを獲得した。銀メダルの鍵山優真には合計得点で22.55点差。海外メディアは「明らかに地球上No.1」と称賛している。
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チェンは冒頭の4回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプを着氷。4回転サルコーで着氷が少し乱れたが、高難度のジャンプを次々と着氷させた。後半は軽快なステップで魅了。得点が発表されると、感極まった様子を見せた。
世界王者の圧倒的な強さに海外メディアは、ツイッター上で続々と称賛の声を上げている。米フィギュア専門誌「IFSマガジン」は「ネイサン・チェンおめでとう! 衝撃的だった! 2022年男子五輪王者。無敵だ!」と絶賛。スポーツとカルチャーを扱う米ニュースサイト「ザ・リンガー」のSNSコンテンツマネージャー、ローガン・ローデス氏はこうつづっている。
「ネイサン・チェンに超緊張したけど、彼は完全にやってのけた。ついに彼が金メダル獲得できて嬉しい。明らかに地球上最高のスケーターだ」
2014年ソチ五輪アイスダンス金メダリストのチャーリー・ホワイト氏(米国)は「やっと呼吸ができる。ありがとう、ネイサン。五輪の舞台にいた時から、これほど緊張したことはなかったと思うよ! 五輪金メダリストだ!」と称えている。
チェンは18歳で臨んだ前回の平昌五輪でもメダルが期待されていたが、個人戦SPのジャンプでミスを連発。まさかの17位となり、フリーで巻き返したものの総合5位に終わっていた。今大会は団体戦男子SPで111.71点を記録。米国の銀メダル獲得に貢献した。個人戦SPでは、羽生結弦の111.82点(2020年四大陸選手権)を超える113.97点で世界新記録。圧巻の演技を披露していた。
(THE ANSWER編集部)