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18歳鍵山優真、日本フィギュア史上最年少の銀メダル! 宇野は銅、4A挑戦の羽生は4位

北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、日本勢はショートプログラム(SP)2位の鍵山優真が日本フィギュア史上最年少となる銀メダルを獲得した。同3位の宇野昌磨が銅メダル、金メダルは米国のネイサン・チェン。94年ぶりの五輪3連覇がかかっていた羽生結弦(ANA)は合計283.21点で4位。注目された4回転アクセルは転倒したが、果敢な挑戦に温かい拍手が送られた。

北京五輪フィギュアスケート男子フリー、演技後に笑顔を見せる鍵山優真【写真:AP】
北京五輪フィギュアスケート男子フリー、演技後に笑顔を見せる鍵山優真【写真:AP】

北京五輪男子フリー、金メダルはネイサン・チェン

 北京五輪のフィギュアスケートは10日、男子フリーが行われ、日本勢はショートプログラム(SP)2位の鍵山優真が日本フィギュア史上最年少となる銀メダルを獲得した。同3位の宇野昌磨が銅メダル、金メダルは米国のネイサン・チェン。94年ぶりの五輪3連覇がかかっていた羽生結弦(ANA)は合計283.21点で4位。注目された4回転アクセルは転倒したが、果敢な挑戦に温かい拍手が送られた。

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 日本勢で最初に登場したのが羽生。冒頭、成功すれば史上初となる4回転アクセルに挑戦するも転倒。続く4回転サルコーも転倒したが、ここからさらに会場を巻き込んでいった。アクセル―トウループの連続3回転、3回転フリップ、後半の4回転トウループ―3回転トウループといずれも成功。演技後は天井を見つめ、やり切ったような笑顔。得点を待つ際には、カメラに向かって「ありがとうございました!」と感謝を口にした。

 前回の平昌で銀メダルを獲得している宇野は冒頭の4回転ループに成功。続く4回転サルコーは両足着氷となり、その後の4回転フリップではステップアウトした。演技後半の4回転トウループも少しバランスを崩すなどしたが、体を大きく動かしたステップでも魅了。演技後はランビエールコーチに労われた。合計293.00点となり、羽生を上回った。

 宇野に続いて登場したのが、五輪初出場の18歳・鍵山優真。演目「グラディエーター」に乗り、冒頭の4回転サルコーを余裕を持って着氷。続く4回転ループは片手を着いたが、ここからは全てのジャンプに成功。演技後は安堵したようにリンクに腕をつけた。合計310.05点。得点を父・正和コーチと確認し、喜びの表情を浮かべた。

 最終演技者のチェンが、世界王者の力を見せつけて合計332.60点を獲得。4年前はまさかの5位に終わったが、悲願の金メダルを掴んだ。日本勢は鍵山が銀、宇野が銅とメダル2つを獲得。既に団体で銅メダルを獲得している鍵山だが、個人でのメダルは日本フィギュア史上最年少となった。SP8位だった羽生だが、フリーで4位に巻き戻し、北京五輪を終えた。

(THE ANSWER編集部)

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