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中国メディアが見た羽生結弦の肖像 8年前の激突事故、直後に触れた「心の温かさ」

北京五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に登場した羽生結弦(ANA)。世界の大注目を浴びた五輪王者は、開催地・中国でも影響力は絶大。地元メディアは「羽生結弦、氷に嫌われても、観客は彼を愛す」というタイトルで、SP後に大々的に特集した。

8位に入った羽生結弦を中国誌が特集【写真:AP】
8位に入った羽生結弦を中国誌が特集【写真:AP】

中国誌がSP後に大々的に特集「羽生結弦、氷に嫌われても、観客は彼を愛す」

 北京五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)に登場した羽生結弦(ANA)。世界の大注目を浴びた五輪王者は、開催地・中国でも影響力は絶大。地元メディアは「羽生結弦、氷に嫌われても、観客は彼を愛す」というタイトルで、SP後に大々的に特集した。

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 中国誌「環球人物」はSPの演技を特集した。「どのジャンプも軽やかで、彼は相変わらず、しなやかに舞う少年だった」と評した一方、冒頭のミスには残念そう。8位となったが、フリーが残されており、まだ優勝候補であると強調した。中国の解説者が「羽生の演技は流れる水、流れる雲のように、少しのよどみもない」「羽生はダイヤモンドがはめ込まれた宝剣だ。その輝きは覆い隠そうにも隠し切れない」と評したコメントも伝えた。

 ソチ五輪以降、4回転アクセル成功を夢と公言していることも紹介。「その練習はリスクが高すぎる。しかし、羽生結弦の4回転アクセルに対する執念が衰えたことはない」と言及した。昨年12月の全日本選手権で回転不足となったが着氷。「自分で立てた目標に最も近づいた瞬間だった」とし、中国国内でも「これが4アクセル? これが彼の8年!」「(自分が)高校生の時から大学を卒業するまで待った」との声が上がったという。

 記事では「努力ができること、そこが彼が天才である点だ」と指摘し、これまでの人生についても触れた。「羽生結弦の人生はまるで一冊の熱血アニメのようなものである」と紹介し、スケート人生で指導を受けた恩師のコメントや東日本大震災を被災したことなどに言及。さらに世界はもちろん、中国でも人気を集めることについて「外国人選手である羽生結弦が中国でかくも人気を博すのはなぜなのだろう」と分析した。

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