遂に羽生結弦がきょう五輪登場 ロシア名手も熱視線「チェンと2つ金メダルを渡したい」
北京五輪は8日、フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が行われる。五輪3連覇を目指す羽生結弦(ANA)、世界王者ネイサン・チェン(米国)らの金メダル争いが注目されるが、ロシアの五輪王者は「ハニュウとチェンに2つの金メダルを手渡したい」などと語っている。
北京五輪は8日に男子SPが行われる
北京五輪は8日、フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)が行われる。五輪3連覇を目指す羽生結弦(ANA)、世界王者ネイサン・チェン(米国)らの金メダル争いが注目されるが、ロシアの五輪王者は「ハニュウとチェンに2つの金メダルを手渡したい」などと語っている。
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ロシアメディア「russian.rt.com」は、アイスダンスで2度の五輪王者に輝いたエフゲニー・プラトフ氏が「もしできるのなら、私は彼ら(羽生とチェン)に2つの金メダルを手渡したいです」と語ったことを紹介。プラトフ氏はこうも続けている。
「それほど両方を尊敬していて、私は彼らの才能のファンです。本気です。似た感覚はアレクセイ・ヤグディンとエフゲニー・プルシェンコが競い合っていたときにだけ、ありました」
「皇帝」の異名を取るプルシェンコは、2006年トリノ五輪で金メダルを獲得。羽生の憧れのスケーターとしても知られている。ヤグディンはプルシェンコの1大会前の02年ソルトレイクシティ五輪で金メダルを獲得。ともに1990年代後半から2010年代前半にかけて活躍した、ロシア男子を代表する名スケーターである。
プラトフ氏は「もし、ユヅルが以前やっていたように自分のプログラムを滑り切ることができるのなら、真の競争になります」と指摘。チェンの全米選手権での演技は見ており、一定の評価が出来るものの「私たちは今季ハニュウを(国際大会で)きちんと見ていません」と、羽生の状態がまだ掴み切れていないようだった。
羽生は6日に北京入り。7日には公式練習に現れた。ロシアメディア「sports.ru」が「ユヅル・ハニュウが北京の五輪に到着した」との見出しで記事を掲載すると、同国のファンからも「フィギュアスケートの神様が自身3度目の五輪に到着した」「五輪の2つ目の小さな開会式は――ユヅルの到着だ」「ユヅルは日本の国の財産だ! 教養があってエレガントでひたむきなアスリートです」などとコメントが集まったという。
男子シングル94年ぶりの五輪3連覇、史上初の4回転アクセル成功を目指す羽生。大国ロシアから、北京での演技に熱視線が注がれている。
(THE ANSWER編集部)