フィギュア銅メダルに選手歓喜 木原「全員が最高のバトン」小松原「皆ノーミスって凄い」
北京五輪は7日、フィギュアスケート団体戦が行われ、日本は実施3大会目にして初の銅メダルを獲得した。ペアフリーで「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組が2位と大健闘。最終種目の女子フリーでも坂本花織が2位になった。今大会、日本勢のメダルはこれで3つ目。金メダルはロシア・オリンピック委員会(ROC)、銀メダルは米国。
北京五輪フィギュア団体戦、史上初の銅メダル確定
北京五輪は7日、フィギュアスケート団体戦が行われ、日本は実施3大会目にして初の銅メダルを獲得した。ペアフリーで「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組が2位と大健闘。最終種目の女子フリーでも坂本花織が2位になった。今大会、日本勢のメダルはこれで3つ目。金メダルはロシア・オリンピック委員会(ROC)、銀メダルは米国。
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この日最初のペアフリーに登場した三浦、木原組は息の合った滑りで、得点はショートプログラム(SP)に続き、自己ベストを更新する139.60点。大健闘の2位となり、この時点で団体戦初のメダルが当確となった。続くアイスダンスでは小松原美里、尊組が98.66点を記録。5位だった。最後の女子フリーでは坂本が好演。148.66点を記録した。
快挙の選手たちは、演技後のインタビューで喜びの声を挙げた。男子SPで先陣を切った宇野は「団体戦、4年間でこれだけレベルが上がり、銅メダル獲れたことに感激している」と語った。男子フリーで自己ベストを大きく更新した鍵山は「皆で喜びを分かち合うのが、団体戦の素晴らしさ」と笑顔を見せた。
メダルに貢献した木原は「全員が最高のバトンを繋いでくれた。最高の団体戦」と日本の団結力を称え、小松原美里は「皆がノーミスってこんな凄いことはない」と喜んだ。トリを務めた坂本は「緊張が凄くて、これでメダル取れなかったらどうしようと考えたが、練習通りにやるだけと思ったら気持ちが楽になった。皆の力で銅メダルを取れて凄く嬉しい」と安堵した様子だった。
日本は初めて実施された14年ソチ五輪、18年平昌五輪ともに5位。日本のフィギュア史に新たな1ページが刻まれた。北京五輪の日本勢のメダルは、フリースタイルスキー・男子モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真、ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑に続き、3つ目となった。
【フィギュアスケート団体戦の仕組み】
個人戦に先駆け、3日間で争う種目。14年ソチ大会から導入された。10チームが参加し、男女シングル各2人、ペア、アイスダンス1組の計8人で構成される。4種目の順位に応じた獲得ポイント(1位10点、2位9点…10位1点まで)でメダルを争う。男女、ペアのSPとアイスダンス・リズムダンスの上位5チームがフリーに進出。4日に男子SP、アイスダンスRD、ペアSP、6日に女子SP、男子フリー、7日にペアフリー、アイスダンスFD、女子フリーが行われた。
(THE ANSWER編集部)