[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

日本の“まぐれ”ではない強豪スコットランド撃破 箕内拓郎「MVPはフロントロー」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、1次リーグ最終戦となるA組の日本対スコットランド(横浜国際総合競技場)が行われ、28-21で勝利した日本が史上初の決勝トーナメント進出を決めた。前日に超大型台風19号が関東を直撃。一時は開催が危ぶまれた試合では、8強入りをかけた2チームが死闘を繰り広げ、手に汗握る80分間を戦い抜いた。

快足の松島、福岡にボールを繋げた堀江らフロントローの活躍が光った【写真:石倉愛子】
快足の松島、福岡にボールを繋げた堀江らフロントローの活躍が光った【写真:石倉愛子】

1次リーグ4戦全勝で史上初の決勝トーナメント進出「攻守のバランスが良く取れていた」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、1次リーグ最終戦となるA組の日本対スコットランド(横浜国際総合競技場)が行われ、28-21で勝利した日本が史上初の決勝トーナメント進出を決めた。前日に超大型台風19号が関東を直撃。一時は開催が危ぶまれた試合では、8強入りをかけた2チームが死闘を繰り広げ、手に汗握る80分間を戦い抜いた。

【注目】育成、その先へ 少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信する野球育成解決サイト『First-Pitch』はこちらから

 日本は前半開始早々の6分に先制トライこそ奪われたが、17分に松島が同点トライ。さらに、25分には稲垣が代表初トライを決めて逆転に成功する。前半終了間際にもトゥポウのキックに福岡が好反応。ボールをキャッチするとそのままトライを決めた。後半開始2分に福岡が、この日チーム4つ目のトライを挙げて、日本はボーナスポイントを獲得。その後、スコットランドに2つのトライを返されたが逃げ切った。

 日本ラグビー界に新たな歴史を生んだ熱戦を、元日本代表主将で2003年、2007年とW杯2大会に出場した箕内拓郎氏はどう見たのか。史上初の8強入りを我がことのように喜ぶ箕内氏が、日本の強さが決してまぐれではない理由を「THE ANSWER」に語ってくれた。

 ◇ ◇ ◇

 いやぁ素晴らしい試合でした。見ているだけでも80分間、力が入りっぱなしでしたね(笑)。

 日本とスコットランドはタイプの似たチームで、スピード感のあるバックスに加え、ディフェンスも固い。その中でも、この日は日本のアタックがしっかりとデザインされ、キック、パス、ランを使うバランスが非常に良かったと思います。前半はボールのポゼッションを高めることで、相手が攻撃する時間を減らし、かつ相手の体力を奪うことが上手くできていました。相手のカウンターを最小限にした状態でキックをしたり、ボールをディフェンスラインの裏に転がしたり、有効的なアタックも仕掛けられました。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集