[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

日本の開幕戦勝ち点5支えた両CTBの活躍 箕内拓郎「松島幸太朗が生きたのは2人の存在」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕し、日本は開幕戦でロシアに30-10と快勝し、幸先のいいスタートを切った。前半こそノックオンなどのミスが続いたが、終わってみればWTB松島幸太朗が日本代表選手としては初のハットトリックを決め、チームとしても4トライを奪ってボーナスポイントを獲得。勝ち点5を得て初戦を終えた。

ラファエレ・ティモシー(左)と中村亮土【写真:Getty Images】
ラファエレ・ティモシー(左)と中村亮土【写真:Getty Images】

アイルランド戦に向けて立った目処「ディフェンスは強度を上げるだけ」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕し、日本は開幕戦でロシアに30-10と快勝し、幸先のいいスタートを切った。前半こそノックオンなどのミスが続いたが、終わってみればWTB松島幸太朗が日本代表選手としては初のハットトリックを決め、チームとしても4トライを奪ってボーナスポイントを獲得。勝ち点5を得て初戦を終えた。

【注目】育成、その先へ 少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信する野球育成解決サイト『First-Pitch』はこちらから

 自国開催で大きな期待と注目が集まる中、白星発進した日本の戦いを、元日本代表の箕内拓郎氏はどう見たのか。2003年、2007年とW杯2大会連続でキャプテンとしてチームを率いた男が「THE ANSWER」に語った。

 ◇ ◇ ◇

 ワールドカップ開幕戦、しかも自国開催。計り知れない期待やプレッシャーを感じる中で、日本代表は普段通りのプレーができるかがポイントになるだろうな、と思っていました。立ち上がりに少しミスが続きましたが、あれも予想の範囲内。ロシアが思ったよりプレッシャーをかけてきたので、意外と引きずった印象はありましたが、収穫も課題も見えた試合だったと思います。

 この試合で安定していたのは、ディフェンスですね。ロシアに先制トライを許しましたが、彼らのアタックの形から取られたトライではなかった。日本はしっかりプレッシャーをかけ続け、ブレることはありませんでした。次のアイルランド戦に向けても、ディフェンスは目処が立っているので、あとは強度を上げるだけですね。

 3トライを奪った松島(幸太朗)の活躍は大したものです。松島が生きたのは、両CTBの中村(亮土)とラファエレ(・ティモシー)の存在が大きいですね。2人がオフロードパスなどでしっかりボールをつなぎ、ロシアのディフェンスを2人、3人と引きつけられたから、松島が走るスペースが生まれた。チームとして取り組んできた形が、しっかり出せていたと思います。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集