史上最強バスケ日本がW杯で味わった現実 渡邉拓馬「東京五輪へ海外でチャレンジを」
BIG3だけでは勝てない「東京五輪の前に経験できたのは良かった」
周囲の期待とは違い、結果的には5戦全敗で終わりました。僕自身も期待はしていましたが、そう簡単に勝てるものでもありません。予想通りの結果といえばそうです。対戦したのは欧州と米国とニュージーランド。アジアと対戦したわけではありません。3人(八村、渡邊、ファジーカス・ニック)が入ったからといって、それだけでチームが急激に伸びるわけではないということを、東京五輪の前に経験できたのは良かったのではないでしょうか。
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東京五輪へ向けて、個としてのスキルアップ。経験を積むこと。そして個の能力だけでなく、チームとしての能力も高めていく必要があります。色々なことを同時にやらなければなりませんが、まだまだ伸びしろのあるチームです。バスケに関わる人が世界との差を受け入れつつ、日本全体に波及させていくことが大事です。
選手も新たな環境に挑戦できる人は、どんどんチャレンジして経験を積むことです。東京五輪までは1年と少ないですが、その先も見据えて、できれば海外でチャレンジしてほしいと思います。
これから代表選手に何を求めるのか。先輩として伝えたいのは、見ている人、応援してくれる人に向けて、自身の生活の全てをバスケに注ぎ込むくらいの“覚悟”を示してほしいですね。
(THE ANSWER編集部)