バスケ日本大敗、心に刻むべき111失点の記憶 渡邉拓馬「選手の覚悟が決まる試合に」
残すはモンテネグロ戦のみ「結果と同じくらい、完全燃焼することにこだわって」
私自身も現役時代、代表戦で今回の試合のように、欧州のチームにぼろ負けし、なんとも言えない気持ちになったことがありました。当時は「もう、すべてを変えないといけない」と思いになり、それを1回の練習、1回の試合にぶつけていきました。日本代表としての責任を一層重く受け止め、その悔しさは今でも残っています。
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こうしてW杯に出て戦っていることは僕らの世代からすると素晴らしいことですが、悔しさは選手たちにとって大きいと思います。でも、それを感じられるのは、この12人しかいない。今後のBリーグ、東京五輪に向け、目に見える結果という形で「覚悟」をもって、必ず生かさなければいけません。
残すはモンテネグロ戦のみ。当然、1勝は求められることになり、選手も勝って終わりたいと思いますが、結果と同じくらい、完全燃焼することにこだわってほしい。これまでのように技術的にも、メンタル的にも後手を踏むのではなく、先手で仕掛けていく。同じことは繰り返さないでほしいと思います。
数字以上に気持ちの面でやり切ったと感じられるか。せっかくつかんだW杯の舞台。東京五輪なら結果がすべてですが、今はまだ少ない時間の中で来年の目標に向かっていく段階。だからこそ、選手たちが後悔せず、納得する形で戦い切ってほしいと思います。
(THE ANSWER編集部)