川口能活「皆、緊張から解放されたかった」 代表に復活願う意外な“伝統”とは?
日本代表ならではの“伝統”復活を、「『散歩隊』は受け継いでほしい文化」
チームとしてまとまるためにはピッチ外もポイントになります。南アフリカ大会の時、希望者を募ってバスでショッピングモールに出掛けました。希望者といってもほとんどの選手がリフレッシュを兼ねて宿舎から出た記憶があるので、みんな緊張状態から解放されたかったんだと思います。それから僕は『散歩隊』として同世代のナラ(楢崎正剛=名古屋グランパス)や(中澤)佑二(横浜F・マリノス)といったメンバーと過ごしていました。散歩隊はハリルホジッチ監督時代に解散したと噂で聞きましたが、できれば西野監督就任をきっかけに復活してほしい。日本代表ならではの“伝統”として受け継いでいってほしい文化です。
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最後に、結果を出すための小さな努力の積み重ねが、最終的に勝負に重要な運を引き寄せます。何かを好転させるきっかけは、意外に身近なところにあったりするもの。選ばれし23人は日本の代表として、最後まで死力を尽くして戦ってもらいたいです。
(SC相模原GK川口能活=元日本代表/98年フランス大会、02年日韓大会、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会出場)
◇川口能活がW杯日本戦で特別解説!
「THE ANSWER」では、W杯の日本戦で川口が語る特別解説を展開する。独自の視点で試合を分析し、W杯を4度経験した男だから語れる、勝負の分かれ目を存分に語り尽くす。試合後、随時掲載。
(藤井雅彦 / Masahiko Fujii)