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川口能活「皆、緊張から解放されたかった」 代表に復活願う意外な“伝統”とは?

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕し、日本代表は19日に初戦のコロンビアと激突する。果たして、2大会ぶりの決勝トーナメント進出はなるか。元日本代表GK川口能活(SC相模原)に語ってもらった。川口といえば、98年フランス大会から4大会連続メンバー入り。日本で誰よりもW杯を知り、西野朗監督の下、アトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を演じた。今大会、下馬評は厳しいが、そんな男が語る「奇跡の起こし方」とは――。キーマンには2人の名前を挙げ、日本代表ならではの“伝統”の復活を願った。

サッカー元日本代表の川口能活【写真:mika】
サッカー元日本代表の川口能活【写真:mika】

4大会連続W杯メンバーが語る“奇跡”の起こし方、「僕が注目している2人」は?

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕し、日本代表は19日に初戦のコロンビアと激突する。果たして、2大会ぶりの決勝トーナメント進出はなるか。元日本代表GK川口能活(SC相模原)に語ってもらった。川口といえば、98年フランス大会から4大会連続メンバー入り。日本で誰よりもW杯を知り、西野朗監督の下、アトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を演じた。今大会、下馬評は厳しいが、そんな男が語る「奇跡の起こし方」とは――。キーマンには2人の名前を挙げ、日本代表ならではの“伝統”の復活を願った。

【特集】「本当に応援したくなるような戦いを――」闘将が日本代表に伝えたいメッセージ / サッカー 田中マルクス闘莉王選手インタビュー(GROWINGへ)

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 W杯は4年間の集大成となる大会で、積み上げてきたものを披露する舞台です。日本代表に限らず前回W杯が終わったタイミングで監督交代したチームにとって、監督の指導力だけでなく国としての強化指針やプログラムの成果を発揮する場という見方もできます。

 その点で、日本代表は難しい立ち位置で本大会を迎えます。2014年のブラジル大会が終わってから、さまざまな出来事が起きました。アギーレ監督が就任してアジアカップに臨みましたが、ベスト8で敗れてしまい、その後はピッチ外の問題で指揮を執れなくなってしまった。バトンを受け継いだハリルホジッチ監督は最終予選を突破して本大会出場を決めたけど、周知の通り直前のタイミングで解任し、西野朗監督へ。決して順風満帆ではなく、日本サッカーにとって激動の4年間と言ってもいいかもしれません。

 5月31日に発表されたメンバー23人にサプライズはありませんでした。本大会での指揮を託された西野監督はわずか1~2か月でチームを作らなければいけない。チームが活動できる時間は実質1か月程度で、その間に行えるテストマッチはわずか3試合。短期間でゼロからチームを作るのは難しいので、3月の欧州遠征までの流れをある程度汲んだメンバー構成になったのも頷けます。

 ただし監督交代に関係なく、日本の立ち位置はチャレンジャーです。グループリーグで対戦する顔ぶれを見ても、日本は格下と認めざるをえません。それぞれ厳しい大陸予選を勝ち抜いてきたチームで、簡単な相手はいません。それでもサッカーの世界で下馬評を覆すことは珍しくないですし、長いリーグ戦ではなく短期間の一発勝負なら何が起こるか分かりません。

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