花形ポジション? バスケのシューティングガードの役割を解説
シューティングガード(Shooting Guard,SG)とは、3ポイントシュートなどのアウトサイドからのシュートや、ドライブから得点を奪う役割を担うことの多いポジションです。ポイントガードの司令塔としての役割を補助することも求められます。2番ポジション、セカンドガードと呼ばれることもあります。
シューティングガードとは 役割を解説
シューティングガード(Shooting Guard)とは、3ポイントシュートやペリメーターからの攻撃、そしてドライブから得点を奪う役割を担うことの多いポジションです。ポイントガードの司令塔としての役割を補助することも求められます。
点取り屋として攻撃を牽引することが多いため、得点能力に優れていることが求められるポジションだと言えます。英語を略した表記はSGであり、2番ポジション、セカンドガードと呼ばれることもあります。
シューティングガードの中には、特に3ポイントシュートが得意であったり、俊敏性がありペネトレイションが得意といった特長があります。
一般的にはポイントガードと比較すると、体格では背の高い選手が多く、攻守においてチームを組み立てる役割を担うポイントガードよりも、より個人技での得点能力に優れた選手が多いとも言えます。
NBAの代表的なシューティングガード
NBAを代表するシューティングガードの1人として最初に紹介するのは、“バスケの神様”マイケル・ジョーダンです。
1990年代にブルズで「スリーピート(3連覇)」を2度達成した、NBA史上最高の選手の1人です。優勝したNBAファイナルの全てでMVPを受賞。シーズンMVP5回、得点王10回など突出した得点能力で圧倒的な存在感を示しましたが、最優秀守備選手やスティール王に輝いたこともあり、並外れた守備力も持ち合わせていました。言わずと知れたバスケ界の英雄です。
続いて紹介するのは、2000年代にレイカーズを5度の優勝に導いたコービー・ブライアントです。
現役時代に着けた背番号8と24の両方がレイカーズの永久欠番になっている名SGは、意外にも1996年のドラフトでは18位指名でした。しかしそこからすぐにリーグ最高の選手の1人へと成長。そのポジションやプレースタイルなどからジョーダン選手と比較され続けるほどの実力の持ち主でした。クラッチタイムでの勝負強さでも有名で、狙った獲物は逃がさない“ブラックマンバ”の愛称でも知られました。
最後に紹介するのは、コービー選手と同時期にセルティックスなどで活躍したレイ・アレンです。
NBA史上最高のピュアシューターの1人で、3ポイントシュートの名手としてその名を轟かせました。アレン選手の美しいシュートフォームは観る者を魅了し、ボールを受けてからリリースまでの速さ、そこから繰り出される正確無比なシュートは、相手ディフェンダーを大いに苦しめました。
特殊例コンボガード、スウィングマンとは
ここまで紹介してきたシューティングガードの他に、SGながら他のポジションでもプレーできる能力を持った特殊な選手たちが存在し、コンボガードやスウィングマンがそれに該当します。ここではそれぞれについて解説します。
コンボガードとは
コンボガードとは、ポイントガードとシューティングガードの両方を務められる能力を持った選手です。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
スウィングマンとは
スウィングマンとは、シューティングガードとスモールフォワードの両方でプレーできる能力を持った選手です。ガードフォワードと呼ばれることもあります。
ガードらしいボールハンドリングの上手さに加え、フォワードでも通用する長身と高い身体能力も持ったスウィングマンがいることで、相手選手とのミスマッチを生むことができる効果があります。
NBAにおけるスウィングマンの代表的な選手には、1970年代から80年代にスパーズなどで活躍し、“アイスマン”の愛称で知られたジョージ・ガービン、80年代から90年代にトレイルブレイザーズなどで活躍し、印象的なスラムダンクでも知られたクライド・ドレクスラー、2000年代にマジックなどで活躍した稀代のスコアラー、トレイシー・マグレディ、得点能力だけでなく高い守備力も兼ね備えたポール・ジョージらがいます。
スモールフォワードの役割について、以下の記事で解説しています。
全てのポジションの役割について簡単にチェックするなら、以下の記事がおすすめです。
(THE ANSWER編集部)