阪神・西岡剛、アキレス腱断裂はキャリアにどう影響? 専門家が語る復活への道
「左アキレス腱断裂」の重傷を負った西岡、今後の完全復活は?
阪神の西岡剛内野手が今月20日の巨人戦(甲子園)で左足首を痛めて負傷退場し、「左アキレス腱断裂」の重傷を負った。
西岡は2回2死三塁から左翼線へ同点となるタイムリーを放ったが、加速し二塁を狙った際に一塁ベース手前で転倒。うずくまったまま立ち上がることができず、担架に乗せられてベンチに運ばれた。
31歳にしてキャリアに影響を与えるような大怪我を負ってしまった西岡だが、今後はどのような道のりとなるのだろうか。アキレス腱断裂の発症の要因、治療法や復帰までの過程、後遺症のリスクなどについて、サッカー元日本代表MF中村俊輔(横浜Fマリノス)の専属トレーナーなどを務める入船しんもり鍼灸整骨院の新盛淳司院長に語ってもらった。
「最も丈夫な腱と呼ばれるアキレス腱ですが、発症で多いケースはジャンプの着地のタイミング、ダッシュの瞬間です。断裂の場合は整復手術が一般的になります。2~3か月程度の安静で腱がくっつく癒合の状態を目指します。その間も動かせる箇所のリハビリは進めることになります。実際にプレーできるまでは6か月というのが一般的ですが、西岡選手の場合、来季開幕には十分間に合わせることができると思います」
新盛院長は一般論としてそう見通しを語りつつも完全復活には険しい道のりとなることも指摘した。