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サッカー韓国代表クリンスマン監督の解任を発表 成績不振&内紛も…協会長「国民を失望させ謝罪」 違約金11億円超の可能性も

韓国サッカー協会は16日、ソウル市内でチョン・モンギュ会長も参加して「サッカー代表チーム事案関連役員会議」を開き、男子代表のユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定した。15日には強化委員会が「これ以上リーダーシップを発揮するのは難しい」として更迭を勧告するという異例の事態となっていたが、これに沿った決定がなされた。

サッカー韓国代表のクリンスマン監督【写真:ロイター】
サッカー韓国代表のクリンスマン監督【写真:ロイター】

アジアカップ4強敗退…発覚した内紛が致命傷に

 韓国サッカー協会は16日、ソウル市内でチョン・モンギュ会長も参加して「サッカー代表チーム事案関連役員会議」を開き、男子代表のユルゲン・クリンスマン監督の解任を決定した。15日には強化委員会が「これ以上リーダーシップを発揮するのは難しい」として更迭を勧告するという異例の事態となっていたが、これに沿った決定がなされた。


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 自ら会見台に立ったチョン・モンギュ会長は「総合的に検討した結果、代表チームの監督を交代させることにした」と口にし「熱烈に応援してくださった国民を失望させてしまったことを謝罪する。総合的な責任は私と協会にある。原因をしっかり調査し対策を施したい」と続けた。次期監督は新たな戦力強化委員会を選定したのち選抜作業を進めるという。

 ドイツや米国の代表監督として指揮をとった経験のあるクリンスマン監督は、昨年2月に韓国代表監督に就任。最初の目標として今月上旬まで行われたアジアカップでの優勝を掲げていた。

 ただその大会はグループリーグから大苦戦。準決勝でヨルダンに0-2で完敗し敗退した。戦術よりも選手個人の能力に頼った「やってくださいサッカー」だとして批判を集めた。

 さらに大会閉幕後には、準決勝の前夜に主将のソン・フンミンと若手エースのイ・ガンインの間で暴力沙汰があったことが英紙の報道で発覚。協会もこれを事実と認める騒ぎになり、チーム統率にも問題があったとされていた。

 韓国の複数メディアの報道によると、クリンスマン監督の任期は2026年の北中米W杯まで保証されており、今後は最大100億ウォン(約11億2600万円)以上の違約金が発生する可能性があるという。

(THE ANSWER編集部)


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