地元メディア伝える…サッカー協会会長の責任論にも

　アジアカップで64年ぶりの優勝を逃した韓国サッカー界が揺れている。大会で準決勝敗退となっただけでなく、14日には主将ソン・フンミンが試合前に怪我をした理由がイ・ガンインら若手選手とのいざこざだったことが発覚。一部ファンはユルゲン・クリンスマン監督の更迭と、サッカー協会会長の辞任を求めてデモを行う騒ぎとなっている。

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　韓国メディア「マイデイリー」が伝えた。15日午前11時から、ソウル市内のサッカー協会で「2024年第1次戦力強化委員会」が行われる。ここでの主な議題は、カタールアジアカップの振り返りと、クリンスマン監督の去就になるとみられている。

　会議当日になり、会場前ではクリンスマン監督の更迭と、サッカー協会のチョン・モンギュ会長の辞任を求めるデモが行われる事態となっている。記事は「怒ったサッカーファンはメガホンを使って『会長は辞任せよ』『愚かな監督を更迭せよ』と叫び、クリンスマン監督の選任過程について説明を求めている」と伝えた。

　記事は、韓国代表のアジアカップでの戦いぶりについて「最悪の姿を披露した」とし、「ベスト4進出とはいえ、2勝3分1敗という低調な成績に終わった。より大きな問題は試合内容だ。歴史的なメンバーを集めたにもかかわらず、クリンスマン監督は戦術の見られない“やってくださいサッカー”でトーナメントを戦った。準決勝で史上初めてヨルダンに敗れ、監督を更迭すべしという世論が激しくなった」とここまでの流れを紹介している。