アジアカップ準決勝

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日（日本時間7日）、準決勝の韓国―ヨルダン戦が行われ、ヨルダンが2-0で勝利。史上初の決勝進出を果たした。第2回大会以来、64年ぶり3度目の優勝を狙った韓国はベスト4敗退。試合後、主将のソン・フンミンは落胆した様子でインタビューに応じた一方、ユルゲン・クリンスマン監督はうっすらと笑顔を浮かべたようにも見え、海外メディアも対照的な2人の表情に注目している。

　64年ぶりの優勝を逃した韓国。主将としてチームをけん引してきたソン・フンミンは、落胆した様子でインタビューに応じた。韓国紙「スポーツ朝鮮」によると、目には涙があったという。一方、クリンスマン監督は薄ら笑いを浮かべたような表情でピッチを歩く姿が目撃されており、両者には温度差があるようにも感じさせた。

　サッカーの話題を扱う米ポッドキャスト番組「メン・イン・ブレイザーズ」公式X（旧ツイッター）では「韓国のアジアカップ敗退後、薄ら笑いのユルゲン・クリンスマンと、非常に動揺した主将ソン・フンミンのボディランゲージは対照的だった。この光景はソウルで精査され、議題をリードするだろう」と文面につづり、動画で2人が対照的な表情だったことを伝えた。

　米スポーツ専門局「CBS」のサッカー専門Xでも「韓国アジアカップ敗退後の、ユルゲン・クリンスマンとソン・フンミンのリアクション」と比較するようにして画像が投稿され、海外ファンからは「ソンを気の毒に思う」「朝のニュースでぶった切られるだろうな」「クリンスマンは本当にスパーズファンだな」「クリンスマンを出来る限り擁護してきたけど、彼は彼自身を助けていない」「この間抜けを追い出せ」などと辛辣な声も集まっていた。

　勝ったヨルダンは初の決勝進出。対戦相手は7日（日本時間8日深夜）の試合で決定。日本代表を下したイランと、開催国カタールの勝者と激突する。