日本は後半ATにリード奪われ、韓国は奇跡の同点劇

　サッカー日本代表は3日、カタールで行われているアジアカップでイランと準々決勝を戦い、1-2で敗れた。1-1の後半アディショナルタイム（AT）にDF板倉滉が相手を倒してしまいPKを献上。これを決められてリードを許し、そのまま敗退した。決勝での日韓対決に向け盛り上がっていた韓国からは驚きの声が上がっている。

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　韓国メディア「マイデイリー」は「韓国はPKで笑い、日本はPKに泣いた…韓日戦はない」という見出しで伝えている。

　試合は、日本が前半28分にMF守田英正のゴールで先制。しかし後半10分にモハマド・モヘビに同点弾を許すと、1-1で迎えた後半AT3分ごろにはイランが長いボールをペナルティエリア内に入れ、ヘディングでつないできた。板倉がクリアしようとジャンプしたが空振り。ここに走り込んできたホセイン・カナアニを倒してしまい、PKを与えてしまった。キッカーを務めたアリレザ・ジャハンバフシュにきっちり決められ、リードされた。

　記事は「期待した韓日戦は、アジアカップでは見られなくなった。韓国は4強へ進出したが、日本はイランの壁に阻まれ4強には進めなかった。試合終盤に出たペナルティキックに、韓国と日本の喜びが交錯した」と、日韓の明暗を伝えている。

　というのも、韓国の準々決勝勝ち抜きは同じ後半ATのPKに“救われて”のものだったからだ。2日（日本時間3日未明）に行われた豪州との準々決勝で、0-1で迎えた後半AT、ソン・フンミンがドリブルしながら相手ペナルティエリアに入ると、倒されてPKを得た。これをファン・ヒチャンが決めて延長に持ち込み、同14分にはソン・フンミンが華麗なFKを決め2-1で勝利した。

　さらに記事は、日韓がともにグループリーグで苦戦し、ベスト16の時点で当たってしまう可能性もあったことや韓国がE組で1勝2分にとどまったことで、決勝まで行かなければ対戦がなくなっていたことを伝えている。