アジアカップ決勝トーナメント1回戦

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップ（杯）は31日、決勝トーナメント1回戦でFIFAランク17位の日本代表が同86位バーレーンと対戦。3-1で勝利し、8強入りを決めた。2-0でリードしていた後半、味方同士の接触によるオウンゴールで失点。スポーツチャンネル「DAZN」でゲスト解説を務めていた元日本代表の小野伸二氏、水沼貴史氏は敢えて課題を指摘した。

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　2-0とリードしていた後半19分、バーレーンの左CKからのボールはファーのアスワドの頭にドンピシャリ。GK鈴木彩艶がファインセーブではじくも、浮き球を処理しようとした上田綺世と鈴木が交錯。ボールは上田に当たり、ゴールラインを割ってしまった。上田のオウンゴールだ。

　このシーンに小野氏は「数秒前からちょっと嫌な予感がしてたので、このセットプレーは重要でしたね」とコメント。水沼氏も「ミスが重なったという形じゃないですか。競り合いでかぶったのもそうだし、味方同士ですし、一つのいいプレーで切れなかったのが大きいですね」と対応について指摘した。

　小野氏は失点直後に「自分たちを冷静に保つことはすごく大事ですし、選手たちが声を掛け合うことが大事です」と引きずらないことの重要性を強調していた。日本はその後、上田のゴールが飛び出して3-1で勝利。追いつかれることなくベスト8進出を決めた。