日本人審判にも敬意の行動「なんと素晴らしい」 落胆の敵軍に向かったタジキスタン監督に称賛【サッカーアジア杯】
日本代表も参加しているサッカーのアジアカップは28日、決勝トーナメントの初戦を行い、タジキスタンがPK戦の末UAEを下した。延長戦を戦い終えて1-1の同点。PK戦を5-3で制した。この劇的勝利の後に、タジキスタンを率いるペタル・シェグルト監督が見せた行動が「何と素晴らしい人」「真のスポーツマンシップ」とファンの称賛を浴びている。
世界ランキング64位のUAEをPK戦の末に撃破…その直後の行動に注目
日本代表も参加しているサッカーのアジアカップは28日、決勝トーナメントの初戦を行い、タジキスタンがPK戦の末UAEを下した。延長戦を戦い終えて1-1の同点。PK戦を5-3で制した。この劇的勝利の後に、タジキスタンを率いるペタル・シェグルト監督が見せた行動が「何と素晴らしい人」「真のスポーツマンシップ」とファンの称賛を浴びている。
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世界ランキング106位のタジキスタンが、同64位のUAEを相手に番狂わせを演じた。グループリーグA組を、1勝1敗1分でカタールに次ぐ2位で終え決勝トーナメントに勝ち上がると、その初戦でも激戦の末に勝利。指揮官はその瞬間、自軍の選手に導かれるかのようにピッチに足を踏み入れた。
ただ単純に、選手たちの歓喜の輪に加わるためではなかった。まずこの試合を裁いた日本の荒木友輔主審と握手。さらに驚いたことに、敗れたUAEの選手が引き揚げるところへ歩み寄って次々に握手、さらに座り込んでしまったGKのハリード・イーサを助け起こした。
相手への敬意あふれる行動をカタールのサッカー専門サイト「Qフットライブ」のスデシュ・バニヤ記者が自身のX(旧ツイッター)で公開すると、ファンからも「ペタル・シェグルトはなんと素晴らしい人だ! パキスタン戦に勝利した後も、私たちホームのファンに感謝の言葉を述べに来てくれた」「リスペクト」「真のスポーツマンシップ」と賛辞が送られた。
シェグルト監督は、かつてモルディブやアフガニスタンを率いたこともあるクロアチア系のドイツ人。自軍の選手と抱き合った際に、スマートフォンのようなものがピッチに落ちているのも見え「携帯落としたのが戻ってきますように」という言葉もあった。
(THE ANSWER編集部)