アジアカップF組を2位突破

　日本代表も参加しているサッカーのアジアカップは25日、グループリーグ（GL）F組の最終戦が行われ、日本人の石井正忠監督率いるタイはサウジアラビアと0-0で引き分け。1勝2分で同組2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。タイ代表は試合直後のベンチ周辺の様子をとらえた動画を公開。選手を労う石井監督の姿に、日本人ファンから「チームの雰囲気を見るとよい感じ」「優しい」といった反響が寄せられている。

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　感情を爆発させた。試合が終わり、16強入りが決まったタイ。ベンチでは石井監督以下、スタッフが喜びを分かち合った。引き揚げてくる選手たちを先頭で迎えると、石井監督はフル出場したMFサーラット・ユーイェンと立ち話。ユーイェンの顔に付いていたゴミのようなものを手で取ってあげながら、プレーを称賛して固い握手を交わした。ロッカールームに戻ると、選手やスタッフと一緒に記念撮影。「イェーイ」と声を上げながら笑顔を見せた。

　タイ代表公式X（旧ツイッター）は試合後の様子をとらえた動画を公開。昨年11月に就任したばかりでチームを16強に導いた石井監督に対し、日本人ファンからはさまざまな声が集まった。

「石井監督の選手への接し方、チームの雰囲気を見るとよい感じ」
「石井さんすごい」
「ぜひ勝ち進んで日本と準決勝でやりたいね」
「タイ代表　3試合ともクリーンシート無敗の2位でグループ突破　石井さん　名将か」
「石井さん、選手の顔に何かついてたの、取ってあげてる。優しい」

　自国開催だった1972年大会での3位がアジア杯最高成績のタイだが、無敗でGLを突破したのは同国史上初の快挙。30日に行われる決勝トーナメント1回戦ではウズベキスタンと対戦する。