日本代表の「44」と「11」が示すアジア杯苦戦の理由 久保建英が挙げた課題よりも気になる数字
カタールで開催されているサッカー・アジアカップは現地25日までにグループリーグ(GL)の戦いがすべて終了し、決勝トーナメント(T)に進出する16チームが出揃った。日本代表はD組2位で突破し、決勝T1回戦ではバーレーンと対戦する。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトではGLでのさまざまなスタッツを公開。全体的に上位の数字を残した一方で、大会最多の5度目の優勝を狙うには物足りない数字も浮き彫りになっている。
AFCがグループリーグのスタッツを公開
カタールで開催されているサッカー・アジアカップは現地25日までにグループリーグ(GL)の戦いがすべて終了し、決勝トーナメント(T)に進出する16チームが出揃った。日本代表はD組2位で突破し、決勝T1回戦ではバーレーンと対戦する。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトではGLでのさまざまなスタッツを公開。全体的に上位の数字を残した一方で、大会最多の5度目の優勝を狙うには物足りない数字も浮き彫りになっている。
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今回公開された項目はチーム、個人と分かれており、ランキング化されている。ここまでの36試合で生まれたゴールは87で、最多得点は日本と韓国、イラクが8点で並び、個人では日本戦でも2得点したイラクFWアイメン・フセインが5得点でトップ。一方、3試合で5失点の日本はワースト7位タイ。大会前までの戦績を考えれば物足りない数字だ。
日本らしい戦いを進めていることもうかがえる。全試合合計で3万2052回も成功したパスにおいて、日本は1位韓国の2099本に続く2位となっており、2005本を記録。日本協会が公開したインドネシア戦後のコメントで、久保建英が「芝の状態が良くなくてゴロのパスが相手に取られることがあった」「もう少し球離れを早くするべきでした」などとパス精度に納得していない様子も見せていたが、それでもアジアでトップレベルの成功数を誇り、ビルドアップから攻撃を組み立てていることは証明されている。
だが、シュート数は44本にとどまり、全体の6位。57本で1位のサウジアラビアとは差がある。さらに枠内シュート数に至っては11本しかなく、9位タイどまり。19本でトップの韓国はソン・フンミン、イ・ガンインの2人がともに6本と、得点への意識がうかがえる数字が残っている。
クリーンシート(無失点試合)はゼロと守備不安があるうえ、ゴールへの“道筋”もなかなか立っていない日本代表。決勝Tでどこまで改善されるのか。
(THE ANSWER編集部)