日本協会公式YouTube「Team Cam」で紹介

　19日に行われたサッカー・アジアカップのグルーステージD組第2戦でイラクに敗れた日本代表。2022年のワールドカップ（W杯）カタール大会でも人気を博した日本サッカー協会公式YouTubeチャンネルの「Team Cam」では、試合までの練習の様子や敗戦後の選手たちの表情などに迫った動画を公開した。その中で、今回から代表チームの“胃袋”を任された2人の新シェフを紹介。前任者から受け継いだ熱い思いなどを語っており、ファンから「絶対いい人やん」「突発的な対応が凄い」といった反響が寄せられている。

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　日本代表の海外遠征で毎回のように話題になるのが食事。専属シェフを帯同し、厨房を準備して選手やスタッフの力になるような食事を提供してきた。代表チームの専属シェフは西芳照氏が長らく務めてきたが、2022年12月のカタール・ワールドカップで引退を表明。その後、初の国際大会での海外遠征となった今回、平田太圭龍（ひらた・たける）氏が後任の専属シェフとなり、今回の厨房を任されている。また、もう一人、知花仙シェフも紹介されている。

　インタビューでは「1回断った」という平田シェフ。「プレッシャーが強くて、西さんが今までやってきたものを引き継ぐには自分ではなくて、違う人のほうがいいんじゃないかな」と思っていたそう。だが「西さんが太圭龍にって言ってくれたので」ということで引き受けたという。「毎回ドキドキです。試されてるみたいで」と笑った。

　今回の遠征での悩みは土地柄もあって「お酒が使えない」ことだとか。それでもさまざまな工夫を凝らして、チームの「食」を支えている。動画内ではDF板倉滉がその日のメニューにない「うどん」をリクエスト。しかし平田シェフは「ちょっと待ってて～」といって、すぐに用意した。

　柔和な表情でインタビューに応える姿や、臨機応変に動く様子にはファンも感動したようで「シェフ2人とも絶対いい人やん」「改めてサポートしてくれるシュフにも責任感とかすごく感じれるし、選手並みにかっこいいな」「シェフにもちゃんと焦点当ててくれるのいいね」「メニューに無いものを突発的に頼まれても対応するって凄い」「シェフのためにもなんとか良い結果出してほしいな」といったコメントが寄せられている。

　平田シェフは「西さんが5大会ワールドカップやって、ベスト8の壁っていうところを目標にやっていた。それを超えるところにいられる。一緒に選手たちが超えられるところをサポートできるところにいたいと思いますね」と新たな歴史を作るサポートに意欲十分。日本代表は裏方のサポートに応える戦いを見せられるか。