V候補・日本撃破でイラク国内に祝福ムード 首都バグダッド騒然、首相も発信「名を引き上げた」
サッカーのアジアカップ(杯)グループステージ第2戦が19日、カタールで行われ、世界ランク17位の日本代表は同63位イラクに1-2で敗れた。歴代最長の国際Aマッチ連勝記録が「10」で止まり、決勝トーナメント(T)進出はお預け。一方、勝ったイラク国内はお祭り騒ぎ。一国の首相が祝福のメッセージを送ったほか、首都バグダッドでは同国ファンが狂喜乱舞する様子が伝えられた。
グループステージ第2戦・日本はイラクに1-2で敗戦
サッカーのアジアカップ(杯)グループステージ第2戦が19日、カタールで行われ、世界ランク17位の日本代表は同63位イラクに1-2で敗れた。歴代最長の国際Aマッチ連勝記録が「10」で止まり、決勝トーナメント(T)進出はお預け。一方、勝ったイラク国内はお祭り騒ぎ。一国の首相が祝福のメッセージを送ったほか、首都バグダッドでは同国ファンが狂喜乱舞する様子が伝えられた。
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いきなり日本のゴールを揺らした。前半5分だ。左サイドからのクロスをGK鈴木彩艶が弾き、ゴール前中央に流れたボールをFWアイメン・フセインが頭で決めた。1点を先制したイラクはさらに前半アディショナルタイム(AT)、左サイドを突破したMFアハメド・アルハッジャージがクロスを上げ、またもフセインが頭で押し込んで2点目。後半ATに遠藤航のゴールで1点を返されたが、イラクが勝ち切った。
勝利の瞬間、全身で喜びを表現したイラクイレブン。ヘスス・カサス監督は「完璧な試合は不可能だ。しかし、我々は完璧に近い試合をした」と語ったことがロイター通信のロヒス・ネアー記者のXで伝えられるなど、狙い通りの展開に手応えを掴んでいた。
イラク国内もお祭り騒ぎだ。首都バグダッドの街中には大勢の同国ファンが集まり、掲げられた国旗を中心にして飛び跳ねながら歓喜。騒々しい音楽と太鼓の音も響き渡っていた。中東のサッカーを専門とするジャーナリストのユーリ・レビ氏が実際の動画をXで公開し、「今日のアジアカップで日本に2-1でイラクが勝利した後のバグダッドでの祝福。(優勝した)2007年の精神は生きており、蘇ってきている」と祝福と躍進のムードが高まっているとした。
イラク代表公式Xでも「メソポタミアのライオンたちはどんなチームも恐れない」と誇らしげに投稿されたほか、同国のムハンマド・シヤーア・スダニ首相が祝福のメッセージを発信。「私たちがかつて見たように、君たちはイラクの名を高く引き上げた」と決勝T進出を称えたと同国テレビ局「アル・アハド」英語版Xが報道した。
敗れた日本は次戦、日本時間24日午後8時30分にインドネシアとのグループステージ最終戦を迎え、イラクも同日同時間にベトナムと対戦する。
(THE ANSWER編集部)