アジアカップで白星発進した韓国だが…

　サッカーのアジアカップで、1960年以来64年ぶりの優勝を目指すE組の韓国が15日、グループリーグの初戦をバーレーンと戦い3-1で白星発進した。一時は1-1の同点とされたものの、MFイ・ガンイン（パリ・サンジェルマン）の2ゴールで突き放した。韓国だけで5枚、両チーム合計7枚のイエローカードが出される乱戦で、韓国主将のソン・フンミン（トッテナム）もシミュレーションで警告を受けるありさま。英紙は「スター選手にとって忘れてしまいたい試合」「安っぽい警告」とソンのプレーぶりを伝えている。

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　試合序盤からイエローカードが飛び交った一戦に反応したのは、英紙「デイリーエクスプレス」。「ソン・フンミン、ダイブで警告を受け絶好のチャンスに決められず」との見出しで、後半アディショナルタイムにシミュレーションでイエローをもらったソンのプレーを報じた。

　本文では「韓国がアジアカップ初戦で快勝を収めたが、トッテナムのスター、ソン・フンミンにとっては忘れてしまいたい試合になった」「90分を通してこのFWの動きは多くの核心的な事象をもたらしたが、ここという時にゴールを決められなかった」と言及し、さらに「94分、トッテナムの切り札にとって事態はさらに悪化。ダイブしたことで審判から警告を受けたのだ」と加えた。

　このプレーについては「韓国の主将は接触があると見て勢いよくピッチに倒れ込んだが、接触プレーは一切なく、ソンにはイエローカードが与えられた」と説明。そのうえで「彼はこの安っぽい警告の代償が高くつかないことを願うだろう。警告2枚で1試合の出場停止となるからだ」と累積警告による出場停止も心配している。

　ソンの警告については、韓国紙「スポーツ朝鮮」が本人の談話を紹介し「私はシミュレーションはしていない。走っていて（相手選手に）ぶつかりそうになったので避けようとして転倒したのだ」と語ったことを報じている。