日本VSベトナムの裏で話題

　サッカー・アジアカップ（杯）のグループステージが14日、カタールのアルトゥマーマで行われ、世界ランク17位・日本は同94位ベトナムに4-2で白星発進した。MF南野拓実の2得点、MF中村敬斗の決勝ミドルで逆転勝ちを収めたが、日本のファンを盛り上げたのは選手だけじゃない。中継したスポーツ・チャンネル「DAZN」で実況を務めた下田恒幸氏が発信したプチ情報が「博識すぎで草」と話題を集めている。

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　14日の試合前だった。下田氏はXを更新し、「プチ情報をいくつか投下しておきます」とベトナム情報を発信。「プチ情報1」ではかつて日本代表を指揮し、現在はベトナムを率いるフィリップ・トルシエ監督の戦績やチームづくりに始まり、「2」以降はアカデミーなどの育成環境に関する情報などを紹介した。

　中でも「プチ情報3」では、「国民の38％がグエン姓」「その時の王朝の姓を名乗ることが多いのが国の習わしだったのが背景」「ベトナム史最後の王朝がグエン朝。ゆえに現ベトナム国民はグエン姓が多い」「今回は26人中12人がグエン姓」「グエン姓が多いため現地も下の名前だけで実況することがほとんどだそう」とサッカー以外の内容も届けた。

　午後8時30分の試合開始までに「プチ情報5」まで紹介。豆知識に溢れた一連の投稿には、日本人ファンから「こういう小ネタ好き」「昔のバイト先にグエンさん無限にいたのそういうことかよ」「下田さん、こりゃ大変だわ」「下田さんのプチ情報すごいしベトナムの人がグエンが多い理由分かったわ」「下田恒幸博識すぎで草」「下田さん、頼もしい」とコメントが相次ぎ、楽しませているようだ。

　ちなみに一番最後に明かした“ベトナムデータ”は「前回予選2試合は下田恒幸が担当。今回が3試合目。日本で最もベトナム戦を実況した実況者」だった。視聴者を楽しませる努力が話題を呼んでいる。